スペイン継承戦争を対戦プレイする1

2月17日の千葉会で提督さんと対戦してきました。
勝手ながら当方は希望したブルボンをプレイさせていただきました。
11:30から17:00までプレイして、5ターン目まで進んだところでヴィラール公エクトールがマールバラ公をアントワープで破って大勝利した所で同盟軍の投了となりました。
細かい経緯の前に、現時点でのゲームの総合評価を書いておきましょう。
1:オランダ戦線、ドイツ戦線、イタリア戦線、スペイン戦線、地中海制海権の全てを含んでおり、ヨーロッパ全土を巻き込んだスペイン継承戦争の全貌を表現したワイドスクリーンバロックな傑作ゲームです。
2:イベントカードを用いたカードドリブンシステムにより、軍事行動だけでなく政治、経済事情も視野に入れた総合シミュレーションとなっています。
3:プレイ時間が4時間以下との表示は疑問。プレイの詳細の説明で見えてきますが、一つのエリア、一つのスタックの価値が高く、その結果、一つの作戦行動の意思決定が非常に重要なゲームです。このため、1ターンに1時間ほど掛かるようになっており、これはルール確認や戦闘計算などの作業によるものではないため、慣れてきてもあまり縮まるようには思えませんでした。
4:ブルボン側だけしか対戦していませんが、3回のソロプレイも含めて考えるに、プレイバランスはブルボン側に寄っているように思われます。BGGでも、この点のみが本作の欠点とするコメントを複数見掛けたので、どうやらプレイした人の共通認識のようです。