碁の戦術を３年前に読んですぐに買ったのだが、結局、今になってしまった。
牛窪先生の論理性の高い説明は非常に良く書けていると思う。
それでも☆にならないのは、やはり内容的に戦略は高等に過ぎて牛窪節をもってしてもわかったようなわからないような講義が複数出てきてしまうからだ。
味わって欲しいと言われても理解できないところが複数あったので○にして置いた。筆者もペーパーながら有段者なので、それでもわからないくらい難しいと言うことで、これから手に取る人は覚悟をして読まれた方が良いと思う。
打たずの戦術や、相手を迷わせるあたりが特に難しいと思う。
直接的な攻めや、部分的に正解のある手筋、数値で評価できるヨセなどと比べて、どうしても説明が抽象的になってしまうからだろう。これは誰が書いてもそうとしか書きようがないので、別に牛窪先生が悪い訳ではないが。
