茨城会:会津戊辰戦争を対戦プレイする

某誌の原稿のためにソロプレイするゲームが押していた加減で事前ソロプレイしないままに対戦プレイ。うーん、こういう失礼なことをしてはいけません。
とまれAさんと対戦。西軍を持ってプレイしました。開始直後に「錦の御旗」を引き、東軍側が白河口を強化していたこともあり、早々に気前よく使ってしまいました。
ゲームは進んで中盤以降、焦点となる会津若松城下の戦いに。しかし、西軍の得点より東軍のモラルが高い状態が続き、東軍はなんと容保出陣の点を取ったら早々に会津若松を放棄して東へ離脱。これを追いましたが時間切れまでに得点で追いつくことはできずに敗北。
あとカードが引けなくなったら終わりとルールにあったので、東軍が引けなくなった所で終了だと思ったのですが、後で反対側をプレイしたら、西軍が引けたらそのターンはプレイするのだと聞いてびっくり。これはQ&Aによるものだそうですが、一般的なカードゲームのターミングとは違和感がある解釈でびっくりしました。
また、プレイ中に、「陥落した城は効果を失う」とあるのに、これ進入停止効果も当然なくなると思っていたのですが、戦闘効果だけで障害地形としての効果は残るのではないかと異論が出て平行線となり結局ダイスで決めました。
ゲームとしては面白いと思うので、そこは英文レビューで改めて説明しようと思いますが、ルールやカードの端々の定義の甘さが痛いゲームだと思いました。ユニット数が少なく、ターン数も短いゲームなので、そうした小さいことがゲーム全体の勝敗にも大きな影響を及ぼしがちなので痛さもひとしおです。雑誌の付録ゲームなので限界があるとは思いますが、入門者向けと言う雑誌のコンセプトからすると入門者に悪い印象を持たれない完成度まで頑張ってほしいところです。
二回目はサイドを入れ替えてプレイしましたが、西軍は早期に●●に突入してくる作戦。しかし、城の効果はかなり強く戦闘開始から4ターン以上も継続戦闘となる大激闘となりました。そうこうする内に会津若松にも進入されて、二カ所で激戦となりました。最終ターンに錦の御旗で会津若松が陥落して敗北しました。
英文レビューにも書こうと思っていますが、いくつかの強力なキーカードがどちらに引かれるか、タイミングはいつかによって展開は激変します。このためリプレイアビリティーは高いのですが、運の要素が強い印象も拭えません。
展開の多様性とドラマチックさは申し分なく、初心者でも遊べる2時間コースのゲームですが、カード/ルール解釈の詰めの甘さが玉に傷でしょうか。
なかなか面白いゲームなので、またやることもあるでしょう。