SFスキャナーダークリーの架空アンソロジーから

上に登場したSFスキャナーダークリーを最近は割と良くチェックしている。中村氏は、当代一の翻訳SFアンソロジスとだと思う。20世紀SFシリーズ、奇想コレクション、創元文庫のテーマアンソロジーなど良書を次々と編纂している。
そんな中村氏が架空アンソロジーのラインナップを妄想している中で気になったのが「海の鎖」。
http://sfscannerdarkly.blog.fc2.com/blog-entry-409.html
幻の傑作と噂される「海の鎖」を復活させることを主目的としたアンソロジーと言うから凄い。此処まで惚れられる中編とはどんなものか読んでみたい。と思っていたら、国書刊行会未来の文学の予定タイトルに入ってきたので、中村氏の編纂では実現しないことになった。
ただ、中村氏のリストの中でもトップの2作品は非常にお薦めらしいので気になっている。
マイクル・シェイの「検視」。シェイは、「魔界の盗賊」の人で、このファンタジー長編も読まなければリストに入って久しいので、まず長編からか。
アルジス・バドリスの「珊瑚礁にて」。バドリスは、「第三次大戦後のアメリカ大陸」が入手したまま積読になっているので、先ずこれを消化するのだろうか。バドリスと言えば、「無頼の月」が未だに本にまとまらないのはどうしたものかと思います。もうこれっきりなんでしょうかね?