千葉会:CWB:ゲインズミルの4人対戦プレイをする

90年代にCADETの常連だった頃には、CWBの新作が出るとやりましょうと言うのが定例行事だった。その頃のプレイレポートは、ニフティサーブの7番会議室に書いていたので、FGAMEの参加者の方ならご記憶の方もあるかと思う。
ブラッディローズサウス、ペリヴィル、エンブレイスアンアングリーウィンド、サンダーアットクロスロード2辺りは記憶にある。ノーベタープレイストゥダイ、ブラッディエイプリルは記憶にないので、やらなかったか、都合が合わなくて参加できなかったのか。
今回は、gameapeさんにポーターの第5軍団を受け持っていただき、筆者がAPヒル、DragoonさんがDHヒル、提督さんがロングストリートを持ってゲインズミルの6月27日の早朝スタートシナリオをプレイした。
この早朝シナリオは、史実より大幅にボビー・リーの計画寄りと言うか妄想寄り。なんと、早朝4:00に行動を開始する。この時間だと、さすがに6月でも真っ暗(視界1ヘクス)。それでも非常に攻撃的な初期命令が各軍団に付与済みなので、目標地点に向かってそれぞれ全力移動。
5:30には、我がAPヒル軍団は敵第5軍団の中央に正面から攻撃を掛けることに。続く6:00には、右翼のロングストリート軍団も攻撃位置に。ところが、この日は南軍のコマンドフェイズのダイスは走りまくり? いきなりAPヒル軍団はピンゾロを出して攻撃停止してしまう。まだ30分しか戦ってないし、当然、所属旅団は1個もレックしていないのに。
ただ、すぐに到着したDHヒル軍団がAPヒル軍団の左翼からスライド展開して中央部を補完。また、APヒル本人はすぐ後ろまで来ていたリー将軍の指揮所へ移動して、すぐに新たな命令を直接口頭で受領する。指揮値3のリーから指揮値4のヒルに直接口頭で命令すると、即時受領するんですね。恐るべし南軍の指揮系統。
と言うことで、気を取り直して二人のヒルとロングストリートの連携行動をついに開始すると、今度は7時にはロングストリートがピンゾロで攻撃中止。北軍左翼に良い感じにパンチが当たっていた所なので、これも痛い。
自軍の3倍近い敵を相手にする苦境のポーター第5軍団ながら、南軍諸将の低戦意に助けられて取り敢えず戦闘継続。しかし、CWB経験者なら判る通り、前線で歩兵同士が互いに撃ち合う展開になれば、どうしても塵が積もるように損害は嵩んでいく。特に中央部は接敵正面が長くなり、南北両軍ともに損害が嵩み、また射撃機会が多いのでどうしても弾薬も不足がちに。我がAPヒル軍団は前日の損害が両軍中で最大だったこともあり、まだ朝の8時だと言うのに2個旅団がレックしてしまう。此処で南軍は軍議を開き、状況を共有し、その上でAPヒル軍団は9時頃を目途に命令変更して後退することを確認する。ところが、そんな計画とは関係なくピンゾロで再びAPヒルは攻撃中止。止む無くAPヒルは早々に後退、代わってDHヒルが右にスライドして中央を受け持ち、左翼にはジャクソンのヴァレー軍が到着して展開することに。
史実では夕方4時頃に到着したジャクソン軍が朝の8時半から戦闘に参加することになり、戦闘は激しさを増す。右翼ではロングストリート軍が渡河に成功する。
結局、9時に到達した所でプレイ時間の都合で中途終了。ゲーム内時間経過は5時間。ゲーム外時間は10時セットアップ開始で、19時片付け終了、昼食時間を除くと正味で8時間くらい。日暮れまでプレイするには、一泊二日コースの感じですが、第5軍団がそこまで耐えられないので決着はもっと早いでしょう。
一応、参考までに勝利得点を暫定計上した所、
北軍:10点 勝利得点ヘクス×5
南軍:7点  勝利得点ヘクス×2、北軍累計損害1レベル
3点差までは引き分けなので、この瞬間はまだドローと言うことが分かった。
ただ、北軍は後1損害で累計損害レベル1に達してしまうので、南軍が後3点取るのは時間の問題。その後の戦いで北軍が3点のビハインドを取り返すのは難しそうと言う感想戦でした。
その後は会場を移してイタリアンビールを飲みながら、ウォーゲーム歓談しました。
忘れられたメーカーであるヤキントやウェストエンド、さらにICE、SDI、FGAなどの名前が出て、なかなか渋いウォーゲーム談義でした。