ＳＦが読みたい２０１３からの４冊目になります。
ポスト・サイバーパンクと言うのが個人的にはしっくり来ました。
人格を容易にコピーしたり転写したりできる未来社会。そこでの怪盗と探偵の知恵比べ。その怪盗を利用して社会の転覆を狙う陰謀。
そこらへんまでは理解していたのですが、中盤くらいから話しの流れに付いていけなくなりました。人物の同一性が複雑になり、何がどうなっているのかわからなくなってしまって‥(^_^；
ちょっと時間を掛けて読みすぎたのが敗因の一つでしょうか。
リーダビリティがそんなに悪いと言う訳でもないのですが、いったん迷宮に入ってしまうと、なかなか進まなくなりました。
非常にスタイリッシュでカッコイイお話しなのですが、そういう意味では残念なことをしてしまいました。再読すればまた評価も上がるかも知れませんが、ちょっと疲れたし図書館に返さなければいけないので。
続編も翻訳予定が出ましたが、どうするか悩ましい所です。
