「ラレギアマリーナ」をやるのに、イタリア戦艦の名前すら知らないことに懺悔。
イタリアの主力は、ヴィットリオ・ヴェネト級になります。一番艦は、ヴィットリオ・ヴェネト。５０回以上出撃したそうですが、目立った戦果は挙げていません。二番艦は、リットリオで後にイタリアと改名。タラント湾空襲で被害を受けましたが、修理してから作戦活動を開始。こちらも目立った戦果は挙げていません。三番艦は、インペーロ。開戦に間に合わせる予定が間に合わず、連合軍の攻撃もあって完成は遅れに遅れてそのままイタリア降伏に。なんじゃそりゃって感じです。四番艦は、ローマ。こちらはインペーロを追い越して完成し出撃していますが、これも目立った戦果は挙げていません。
コンテディカブール級は、一次大戦の旧式戦艦ですが開戦時に稼働可能だったのは、このクラスの２隻だけでした。コンテディカブールとジュリオ・チェザーレの２隻です。コンテディカブールはタラント湾強襲で着底し、以後、修理はされませんでした。ジュリオ・チェザーレは健在でしたが旧式であることから燃料補給順位が低く、事実上訓練艦として運用されました。
カイオ・デュイーリオ級も、一次大戦の旧式艦ですが、改装して運用することとなっており開戦時は改装中でした。カイオ・デュイーリオとアンドリア・ドレアの２隻です。これらは開戦後に改装終了し再就役しましたが、いずれも目立った戦果は挙げていません。
旧式艦、改装艦、未完成艦など全部掻き集めれば８隻ですから、頭数だけは揃っており連合軍、特にチャーチルがイタリア艦隊を脅威として懸念していたのも頷けない訳ではありません。しかし、既に戦艦の時代は終わっており、空軍との連携が悪いイタリア海軍には本当の脅威となる力はなかったようです。これに輪を掛けたのが燃料不足で、出撃することすらままならなかったようです。兵員の質の話しは言うに及ばずでしょうか。
