オカダの王座陥落に思う

どこかで整理しておかねばと思いましたが、同日の対戦が五月雨で放映されることから、出遅れました。
13カ月に及ぶ第二次オカダ政権の終焉は急でした。AJスタイルズの突然の移籍、乱入による挑戦決定。
そして、当日は高橋裕次郎の造反のラリーアートから東京ピンプス、そしてブラッディサンデーからスタイルズクラッシュでのフォール負けでした。
裕次郎ラリーアートを見た瞬間に、「これは負けブックなのか」と思いましたが、まずまずの説得力のある王座移動劇だったと思います。
AJスタイルズは初めて見たのですが、パワーは感じませんがスプリングの効いたレスラーで、タイプ的にはオカダと似たタイプですね。ムーブは近年のプロレスの常ですが、かなり複雑奇抜なものが多く、ちょっと凝りすぎかなと思わないでもありません。しかし、それをこなす運動能力は大したものです。
高橋の造反劇は、「そうか今年の夏は高橋押しか」と言う感じです。思えば去年の今頃から一年近くプッシュされた内藤が期待に応えられず、戴冠適齢期の後藤も期待に応えられず、今度は高橋かと言う感じです。高橋本人の言う「ケイオスじゃオレの才能が腐っちまうから」と言うのは一理あります。IWGPがオカダ、コンチが中邑と言うケイオス同門の状態では、高橋が浮上するのは難しいからです。とは言え、これでAJが王者になってしまうと、それに直接は挑戦できないので、どういう風に流れを組むのか難しい所です。感じとしては、G1優勝で来年1月の挑戦権を確保して置き、秋にはオカダが王座復帰してそれに挑戦するのかなと思いますが。
5月25日に、すぐにオカダのリマッチが成立したのは、棚橋の陥落時と違う所で、今後もオカダは王座戦線の一角で戦うと言うことでしょう。AJが王者になったので、IWGP離脱となっていた棚橋が王座奪回請負人として再登場する流れもありそう。そうか、だからコンチは中邑にさっさと返したのか‥(^_^;