○深海の恐竜を読む

bqsfgame2015-02-16

ポール&ウィリアムスンの深海三部作の一つ。
角川文庫のジュブナイルSFの一冊として訳されていたのだが、全然、ノーカンだった。
読んだ感想としては、ジュブナイルとしては普通の出来栄え。あかね書房に収録された「海底の地震都市」と比べると、
1:出てくる恐竜や、水棲人間のリアリティが低い
2:物語のスケール感が小さい
と言う弱点があるので、1ランク落ちる印象は免れない。その意味では、これから探そうかと思っている向きには、それほどお薦めしない。
ちなみに三部作の最後はまた別の出版社から訳出されたのだそうだが、本書を読む限りでは頑張って探すほどではなさそうだ。