引き潮のときとは

「引き潮のとき」は、シリーズの最晩年に当る最後の大長編として、SFマガジンに1983年から1995年まで12年掛けて連載されました。
単行本5冊でハヤカワ書房から刊行が完了したのが、連載終了した1995年なので、既に20年が経過しました。
他の司政官作品同様にハヤカワ文庫に収録されるものと思われていましたが、未だに実現しません。単行本は入手困難になり、復刊ドットコムでのファンの熱望から黒田藩プレスから再刊(2006年)が決まりましたが、こちらも2巻で止まってしまったままです。創元文庫から他の作品が出て(2008年)、売れ行きが良ければ「引き潮のとき」も‥という希望的な噂もありましたが、実現しませんでした。
と言うことで、このままだと生きている内には読めないのではないかと思うようになり、一念発起してハヤカワ書房版の単行本5冊を買い揃えました。いや、高かったですよ、「アクロス・ザ・パシフィック」よりも高かったです‥(^_^;