ジャンヌダルクを見る

bqsfgame2015-04-18

有村架純主演の舞台です。WOWWOWでの放映を見ました。
ジャンヌダルクは有名ですが、百年戦争は守備範囲外なので、あまり良く知りませんでした。今回、初めて活躍期から最期までの流れを知りました。百年戦争のゲームって、AHの「キングメイカー」と、中島先生の「英仏百年戦争」の二つはやっているのですが。後はミランダの「●年戦争」シリーズの「百年戦争」も持っているのですが未プレイ。このゲームは意外にプレイアブルで、「英仏百年戦争」の英語版とはテイストが違っているけれど面白いと言う意見を見たことがあるので、一度やってみたいと思っています。不思議なことですが、ジャンヌがオルレアン解囲からパリ攻撃と転戦するようなウォーゲームは、見た記憶がありません。ユーロゲームにはあるようなのですが‥。伝承が先行して、史実が明確でないので意外にウォーゲームデザインしにくいのでしょうか?
閑話休題
舞台は、非常に面白い出来栄えでした。
舞台中央の奈落を利用して進軍シーン、戦闘シーンなどを見せる演出は良く出来ています。また、客席通路まで使っての戦闘シーンは、本当に客席にいたらどんな風に見えるのだろうかと思わせました。やっぱり舞台はテレビで見る物ではありませんね‥(^_^;
架純ちゃんは健闘していますが、それ以外の役者さんでは王妃マリー役を佐藤藍子が演じていて嬉しい驚きでした。前王妃がスリット美香子の高橋ひとみさん。
あと、さすが舞台役者と言う迫力を感じさせたのはトレムイユ卿の西岡徳馬。また、目立っていたので誰だか調べたのは、イギリス軍のタルボット将軍を演じていた上杉祥三さん。前半大活躍の傭兵レイモンは、堀部圭亮さん。宗教裁判でジャンヌを有罪にするコーション司教には、普段は気弱で優しい役が多い田山涼成さんでした。
英仏両軍とも重い甲冑を来て、奈落とのスロープを上り下りしたり、殺陣を演じたりして、みなさんアップでは汗だくなのが良く判ります。実物を見たら迫力あるんでしょうね。
最後の舞台挨拶は、登場人物が多いにも関わらず総出演。フランス軍が居並ぶ前に、赤い甲冑のイギリス軍、さらに主要キャストが順に登場していき、ラス前がシャルル7世の東山、そして東山のインダクションで主役の有村架純ちゃん。
アンコールでは、まず架純ちゃんが登場して、順に紹介する形で逆順に全員が登場します。それからテレビでは、エンディングロール。長いのですが、迫力のある大作なだけに、感動的なエンディングでした。
良く出来た舞台だと思いましたが、特にキャスティングと演出が良かったと思います。さすがは白井晃と言う感じでした。白井演出のジャンヌは2010年に続いて2回目でしたが、また3、4年後に掛かるのでしたら観に行きたいものです。次は誰がジャンヌでしょう?