二夜連続。
期せずして渡瀬恒彦の遺作となりました。
これは良かったです。昨年11月に放送されたBS版はガッカリの出来栄えだったので、期待せずに見たのが良かったかも。
視点人物として事件後に島に乗り込んでくる沢村一樹(相国寺刑事)で語り始め、そこで語り終わります。結果として謎は解き明かされ、迷宮入りはしません。
でも、真犯人である渡瀬の謎解きの語りがあったのは、結果として非常に良かったと思います。もちろん意図して設定されたことではないのでしょうが。
キャストは非常に豪華で驚きます。向井君が冒頭で死んでしまうだけの役と言うのは、ビックリです。最後の一人が仲間ちゃんと言うのはなるほどと思います。
キャストから見て、真犯人が務まりそうなのは、渡瀬か国村か仲間ちゃんかという感じなので、そういう目で見ていくと渡瀬が死ぬ場面が不自然なのに気付きます。なんで、「これじゃあ動かせないわ」という話しになるのか、合理性が感じられないからです。ただ、それを言ったドクターが共犯者だと言うのが判りにくいですね。