×明日にとどくを読む

bqsfgame2018-04-28

アーサーCクラークの第2短編集です。
巻頭が出世作である「太陽系最後の日」ですが、こちらで読んだので今回はスキップしました。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20150901
それをスキップしてしまうと、後はあまり見るべき作品がなくてガッカリな感じでした。
良かったなと思うのは、地底生物文明から人類文明をコメントする「地中の火」と、「木星第5衛星」の二作品でした。
木星第5衛星」は、後の「宇宙のランデヴー」へと繋がるような巨大人工物が木星の周囲を回っているのを発見して進入する話しです。こうして見ると、クラークと言う人の重要なモチーフは、初期の短編で一通り出揃っていたのだなと思います。
ちなみにベストオブクラークに収録されたのは、他には「時の矢」があります。時間の進行方向を示す道標のお話しです。