ジェイ・ホワイトのNEVER王座獲得に思う

棚橋を破ってジェイ・ホワイトがNEVER王者になりました。

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棚橋やジェイが王者になっても、NEVER王座の格は上がりません。そこを新日本プロレスはわかっているのか不安に感じます。

NEVER王者は若手の登竜門的ポジションでした。

つまり、レスラーが上昇過程で獲得するベルトでした。

ところが、棚橋やジェイが占めると、IWGP王者を陥落、王座戦線にも踏みとどまれない下降線のレスラーが締めるベルトになってしまいました。

結果として、NEVER王座になることが未来に繋がらなくなり、王座の意義は以前より大幅に低下したと言わざるを得ません。

そういうポジションのレスラーを処遇する仕組みが団体内に必要なのは事実なのですが、それをNEVER王座にしてしまうのには賛成できません。過去のNEVER王者(直近では新世界王者の鷹木)のことまで格下げしてしまうからです。

WWFのヨーロピアン王座みたいなポジションになる訳ですが、そこをどう魅力的に見せるかはシナリオライターの腕の見せ所。今の所は上手く行っていません。

百歩譲っても、NEVERを取って「俺の時代が来た」とか言うのは全然無理筋です。そういうシナリオを書くのはファンの視線を理解していなさすぎではないかと不安になりました。これではジェイが可哀想です。