日本沈没を見る

日曜劇場です。

小松先生の「日本沈没」のドラマ化という風には捉えられないように思いました。「官僚たちの夏」みたいと思ったり。「日本沈没2」って、こういう話しだったっけと思って実家から発掘してきましたが、それとも違う。

まぁ、モチーフだけ借りてきたインスパイアードドラマということでしょう。ウィキペディアでも、小松左京小説の映像化の所には分岐せずオリジナル項目となっています。適切な処置と思いました。

これはこれで悪くはないから、コメントに困ります。

筆者は小栗旬が割と好きなのです。松山ケンイチは好きではありませんが。中村アン比嘉愛未も好きです。杏は好きではありませんが。

里城副総理(石橋蓮司)がなかなか良かったです。利に聡い自己中心的な政治家として出てきますが、彼は彼なりに日本を思っている部分が徐々に出てきて役にもドラマにも深みがありました。中国との交渉で活躍し、ところが後ろから矢を撃たれる形になりながらも最後まで日本のため交渉し抜きました。石橋のベストパフォーマンスと言って良かったのではないでしょうか。

トヨタ自動車をモチーフとすると明白な生島自動車の生島社長(風間杜男)も重厚なパフォーマンスでした。移民枠確保のための取引材料となることを承諾しつつも、自社社員の未来を最後まで良くしようと努めるのは経営者像として魅力がありました。

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