SMSエムデンのルールを読み解く

本誌のチュートリアル記事「諸君、行こうか」をちゃんと読みました。

これで大体の流れも掴め、いくつかの謎も解けました。特に給炭船の分離と合流の流れが判ったのは大きいです。ただ、記事にも「分離した給炭船がどこの港で石炭補給しているかは考えてはいけない」と書いてあって、笑ってしまいました。そこは、シミュレーションとしては少しファンタジーな感じなんですね。

それから問題の最初の任務「デュプレクス捜索」は遭遇表を検討して判りました。各コラムに必ず紫色のデュプレクスがあるのです。しかし、35もある遭遇の中から当該番号をどうやって引き当てるのかと思ったら、そこはチュートリアル記事に戻って無線海域での諜報任務によって周辺2海域以内の遭遇タイルを一斉にオープンにできるのを利用する訳ですね。で、当該遭遇番号を表にしたら、その海域へ行って通商破壊任務を実行すると連合軍艦船と遭遇した扱いになると。これで発見はできる訳ですが、必然的に戦闘になってしまうのは嬉しくない。本当は諜報任務で開けただけで達成扱いにして欲しいのですが、カードの明確化に「デュプレクスを本当に見つければ任務に勝利し、ただし発見した場合、その後に戦闘が発生することを意味します」と明記されているので戦闘はしなくてはいけないようです。

でも、戦うには、デュプレクスって、砲撃力が高い(4d)のですよね。当時のフランス東洋艦隊の主力艦ですから止むを得ませんが。