本日の朝日新聞の記事に、トイバーが亡くなったことが記事として掲載されていました。
名作「カタンの開拓」のデザイナーです。
「ボードゲームの教科書」生みの親 クラウス・トイバーさんを悼む:朝日新聞デジタル (asahi.com)
BGGによれば同作の最初の出版は1995年で、同年のドイツゲーム大賞ファミリーゲーム部門を取ったとのことです。
わたしが最初に見たのは、JAGAの例会に行ったら、小田さんに声を掛けられて、「これを是非遊んでみてください」と言われて卓に参加させていただいた時だったと思います。その時のメンバーが誰だったかは、当時のニフティログには書いたと思いますが、今はもう覚えていません。
しかし、ご紹介の評価に違わぬ運と駆け引きの絶妙にバランスし、セットアップの度にマップが変わって戦略が変わるリプレイアビリティの高さも相まって何度も遊びたくなる大傑作だったと思います。
それ以前にも「モダーンアート」など傑作ユーロゲームはありましたが、プレイ時間とプレイヴァリューが非常に高い所でバランスしていて、「カタンの開拓」は一等群を抜いていました。
その後、カタンはシリーズ化され、「海カタン」、「宇宙カタン」、「カタン歴史拡張シリーズ」など一つのゲームジャンルを形成するほどに繁栄しました。
今では日本では単に「カタン」という名称で販売されているそうですが、30年近くに渡って売れ続けるロングセラーともなりました。