義経をソロプレイ

bqsfgame2006-12-18

クリスマス商戦でいろいろゲームを買う話しや買った話しで盛り沢山で、GJ最新号を入手したという日記をまだ書いていないのだが、ともかく最新号の付録ゲーム「義経」をソロプレイした。
「本能寺への道」の池田さんのデザイン。
早速の結論だが、素晴らしい。デック構築とカードドリブンを組み合わせた基本アイデアが先ず目を引く。源氏と平家のそれぞれは、自分のカードから使いたいものを規定枚数まで選ぶ。これを一緒にしたプレイデックから、ランダムに1枚ずつ引いて実行していく。相手が何を選んだか、どのカードがいつ出てくるか分からない。非常に渾沌として聞こえるが、実はカードの全体枚数がそれほど多くなく、日本列島の特徴として細長いので戦闘正面が広くないから、このシステムでも十分に作戦を考えることができる。
プレイヤーの作戦と、ランダムな運との両方が上手くミックスされていて素晴らしい。これこそゲームデザインと言うと誉めすぎか。個人的には先日の「トワイライトストラグル」の失望が癒されてすごく嬉しかったりする‥(^o^)
ルールが3ページしかなく、細かい運用のところでは記載されていないこともあって、いろいろと不明点も出てきたりした。ルールの読み落としも、たったこれだけの分量なのにあったりしたのだが、それでも面白さは減らなかった。一応、最後までプレイして源氏がトータルエリア数で判定勝利した。
「本能寺への道」が4人で決定的瞬間を争うゲームだったとすると、こちらは2人で源平合戦絵巻を作り上げるゲーム。近いゲームシステムであるがテイストに違いがあり、前者は緊迫感が売り、本作は物語性のあるところが売りだろうか。どちらも傑作だと思う。