☆親こそ最良の医師を読む

bqsfgame2007-03-20

「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか」が一定の評価に値したので、ドーマン教授の原点と言われる本書を読んでみた。
率直なところを言うと副題の「脳障害児になにをしたらよいか」というのは、インパクトのある言葉で、ウチの娘は脳障害などではないわい‥と反発を感じる部分もあった。
しかし、読み終わった今では様々な点で納得させられた。
最近、40を越えてからわたし自身、覚えているはずの人名がスッと出てこないで、しばらく考えることが増えた。5分で出てくることもあれば、その日の夜、風呂に入っている時に突然思い出すまで出てこないことも、まったく出てこなくて諦めてインターネットで周辺情報から検索したりすることもある。少なくとも20代のときにはこうしたことは絶対になかったと思う。
つまり、現在のわたしは20代の頃に比べて、脳の機能に低下が見られ、それは軽度の脳障害なのである‥(^_^;
本書にも書かれているが、そうした意味では脳の持つ潜在能力をフル活用していないと言う点では、すべての人々はみな程度の差はあれ脳障害なのだろう。その中で、平均値よりかなり下の能力しか発揮できないところに便宜上の線を引いて脳障害児と呼んでいるだけで、全ては相対的なものでしかない。