18スカンジナビアをソロプレイ

bqsfgame2007-04-15

プレイアブルなサイズの18シリーズを求めて3つまとめて購入した内の最後の懸案スカンジナビア
巷で18シリーズのベストかもと言われる18EUのデザイナーでもあるヘクトが、初心者向けの短時間で終わる18を目指してデザインした試みの2番目に位置する。
ソロプレイで4列車が出るところまでやったが、ヘクト自身が結局これでは目的を果たせずさらに18FLをデザインした通り、短時間では終わりそうだが初心者向けとは言えなかった。
私有会社3、マイナー会社3という構成でスタートビッディングする。マイナー会社3つは、フェイズ5になると国営企業体を構成して統合されていく。これとは別に通常の大企業があり、これらは親株券が買われた瞬間にフローティングする。資本金は株式が購入される都度の段階増資で、取引価格は常に時価。株価変動は時価と同額以上の配当を出すと一段階、倍以上を出すと二段階増加と言うシステム。初期株価を高くすると、配当が小さいうちは株価が上がらないので、無理に高くする必要はない。逆に安くしておいても増資までに時価が上がっていれば、その時価で増資できる。その意味では背伸びして高く株価をスタートする必要がないゲームになっている。
スタート時点からあるマイナー会社3社がちゃんとタイルを置いて列車を買う上に、親株だけで大企業もフロートするので、率直に言って驚くほど展開が速い。
また、線路タイルに極端なクセがあって、黄色の都市タイルはVばかりだったりして、線路を引く上でかなりパズリックに考える必要がある。
そんなこんなで短時間では終わりそうだが、極めてアクの強い個性的な18xxシリーズの一作に仕上がっているように思われる。対戦して真価を問うてみたいところだ。