ゲームジャーナルが同人誌から商業誌化されて25号。年間4号だから丸6年を経て7年目に突入したと言うことか。年を取るわけだ‥(^_^;
本号の付録は守備範囲外の三国志なのでスルーするとして、個人的に一番インパクトがあったのが指輪戦争:第三紀の戦いの二つのバトルゲームのレビューだ。吉永さんが両方書いているがちょっとした力作。発売から1年以上経って、なぜこのタイミングでという気もするが、自分もプレイしないまま積読になっていて気にしていたので丁度よいリマンダーになった。この年末年始には英文ルールを読んでやってみなくてはいけないかという気になった。
記事中にも指摘があるが、キャンペーンゲームと2つのバトルゲームという構成は、SPIの指輪のトリオパックと同じ構成となり、昔の指輪戦争も知っている向きにはどうしても比較したくなるところだろう。
バトルゲームはキャンペーンと同じダイスドリブンなシステムを採用しつつ、規模が小さい分だけ戦術的な要素を盛り込んであるようだ。いずれも戦術級ではなく、少し視野の広い作戦級くらいのスケールになっていて、時間と空間をトレードオフするような作戦的な意思決定が重要になってくるらしい。
ローハンは史実では篭城してしまい、最後はアイゼンガルドにエントが雪崩れ込むという決着なので、作戦級ゲームとして決断の醍醐味があるように仕上げるのが難しそうに感じる。その意味では、ミナス・ティリスの方が面白く仕上がりそうな気がするので、こちらから試してみるか?