再版?

実は本書は30年ぶりの復刊の話しが持ち上がっているらしい。
最近頑張っている国書刊行会さんが、ディッシュ追悼ということで狙って仕掛けてくれたらしい。ところが、ファンの反応がさっぱりで頓挫しかかっているという。
http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-4ae2.html
上述したように本書はディッシュの最高傑作なので是非とも実現して欲しいものだ。その意味では会場で反応しなかったファン諸兄のレスポンスには残念としか言いようがない。私見を述べるならば、こうしたファンイベントに参加できる世代のファンよりも、だいぶん上の世代でないと本書が復刊される‥ということに強く反応できないのかも知れない。なにせ初訳から既に30年経っているのだから、40歳より上の人でないと本書を読んだことがなくて当然という事情になってしまっているのだから。
それにしても「アジアの岸辺」に続いて「歌の翼に」が実現するならば、なんと素晴らしいことだろう。