討入り!忠臣蔵をソロプレイする

と言う訳で懸案の一つを消化してみる。
コマのデザインとかから、勝手に「新撰組始末記」みたいなゲームを想像していたのだが、全然違った。
まるっきり邸内の戦術級ゲーム。でも、1コマ=1人の戦術級で1ターン=30分て言うのはどうもピンと来ないなぁ‥(^_^; 戦術級ゲームのスケールのくせして1ターン=2週間というブラッドツリーレベリオンと言うのもありましたが。
各ターンには、両軍が1スタックずつ行動していく、所謂チェスライクムーブメント系のゲーム。討入り組が飛び込んでくると、それを要所の扉口で迎え撃ち、突破をゆるさじと手強い刺客で応戦するという感じは、なるほどと思わせる。
両者がダイスを振り合って、それぞれのスタックの代表選手の戦闘力を加えあって比較する。差額が除去するユニット数というので、あれよあれよとユニットが除去されていく。
と言っても補充での回復率が高いので、どうやら死んだのではなく、手傷を負って一時的に後方に退いたくらいの表現らしい。30分も掛かって、そんなもんなのか???
弓などによる射程攻撃まであったりする。なんか、アザンティハイライトニングやってるみたい‥と思ったのは筆者だけだろうか?
プレイしやすいシステムなので、忠臣蔵の知識があるゲーム初心者が遊ぶには良さそう。
ただ、中島デザインの戦略眼を持ったムーブメントを競うような通好みのものではないので、いわゆる太平記系列のものが好きな中島デザインファンには違和感のある仕上がりかも知れない。
個人的な好みとしては、少々ユニット数が多過ぎるかなという印象。その意味では、ハガキゲーム「新撰組池田屋騒動」に期待か。