1:装甲部隊の移動力が非常に大きいため、1ターンで戦線の右から左へ自在に移動できてしまう

このため、装甲部隊については戦線のどこ方面にいるとか言う概念が希薄。どうせ、1ターンで何処にでも出没できてしまうのだから。
その結果、ソビエトの主力部隊が毎ターン、戦線の好きな位置を攻撃できてしまう。
そうすると何が起こるかと言うと、ソビエトの移動フェイズ開始時に、ソビエトプレイヤーはドイツ戦線を全部チェックして、一番、弱そうなところを確認する。そして、そこへ主力部隊を全移動力を使って集結させることになる。前のターンの部隊の配置など関係なくなってしまう。
こうしたことが起こるので、ドイツ軍側は防御線を考える時には全戦線のいかなる位置にも弱体箇所を作らないようにしなければならなくなる。ところが、末期ドイツ軍にそんなことは到底不可能なので、どうしても何処かしらでソビエトの全力攻撃で穴が開くようになる。
結果として、ドイツ装甲軍はこれに対処するために火消しに走り回るようになる。これはドイツ側をプレイしていると非常にフラストレーションの溜まる展開だ。とは言え、大戦末期の東部戦線らしいと言えば正にその通りなのだが。