B級外人レスラー検定

第1問
この黒人レスラーは、昭和プロレス研究室でも「史上最悪の期待はずれ外人」とまで書かれました。シリーズ開幕戦で、木戸をカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げようとしましたが上げきれず、中途半端な状態に危険を感じたのか木戸がギブアップしたので、開幕戦を一応は飾りました。アナウンサーが「今の技はどこが効いていたのですか?」と突っ込むのに解説の山本が苦肉の解答を捻り出していたのを思い出します。

第2問
このポリネシア系レスラーは大相撲からの転向組です。しかし、プリンス・トンガではありません。新日本プロレスマットでは、当時、新日本で売出し中だったスティーブ・ウィリアムススーパーヘビー級対決を実現して、ファンから喝采を浴びました。しかし、最後は凶器攻撃で反則負けで逃げるしかなく、格の違いは否めませんでした。

第3問
このレスラーは、坂口征二の北米ヘビー級王座の最後の、そして最弱の挑戦者として新日本マットに登場しました。後に国際マットに登場し、今度はラッシャー木村のIWA王座の最後の挑戦者になり、女性マネージャーを連れて登場し、火炎を吹いたりして意外に暴れて見せました。

第4問
このカナダ人レスラーは、プロレスブームの最中に新日本プロレスに来日しました。実績もなく前評判はさっぱりでしたが、動きも良く意外な掘出物で、抜擢されてタッグ王座への挑戦機会を与えられました。しかし、その後は新日本が上手に使いこなせず、新日本プロレスのギミックの中でも最大の失敗作の正体と言われています。

第5問
このアメリカ人レスラーは、ロードウォリアーズブームに便乗して新日本プロレスが考えたペインティングレスラーチームのリーダーとして来日しました。そのチーム名でファイトしたため、日本のファンで本名を知る人はほとんどいないでしょう。アメリカにペインティングギミックで逆上陸し、ワールドウォリアーズと名乗ったそうですが、あまり成功しなかったようです。個人的には、動きも表情も合格点の良い中堅レスラーだったと思います。

第6問
このレスラーは、全日本プロレスタッグリーグ戦に南アフリカマット経由で来日しましたが、仲間割れでリーグ戦を途中放棄しました。奥さんも女子プロレスラーだったそうです。

第7問
このメキシカンレスラーは、ある大会にメキシコ代表として参加しました。しかし、アメリカ人ベテランレスラーの虐めには合うは、マットでは秘密兵器の風車吊りの実験台にされるわで散々でした。

第8問
このメキシコの覆面レスラーは、三沢タイガーへの挑戦者として呼ばれたようなのですが、余りに期待はずれだったのかオンエアに登場しませんでした。それでもメキシコマットでは、国際プロレスに来日したエル・ドーベルマンの覆面を剥ぐことに成功したと言うのですから、本国ではそれなりに期待の新星だったそうです。

第9問
このイギリス人レスラーは、第7問の大会にヨーロッパ代表として参加する予定でしたがビサの都合でキャンセルになり未来日で終りました。著名な大型英国人レスラーのボディプレスを受けてマット上で事故死したとされています。

第10問
このメキシコの覆面レスラーは、既に定期放送を打ち切られていた国際プロレスの阿修羅原凱旋帰国戦の臨時放映でオンエア登場しました。しかし、第1問の史上最悪外人を上回るのではないかと言うどうしようもないファイトぶりで関係者を唖然とさせました。ネット上でこの人の名前を検索すると、動きの遅いものの代名詞としてギャグネタになっているほどです。