これもやってみました。
うーん、これは往年の世評通りでしたね。
太平洋全体をカバーしたマップ。
ユニットは駆逐艦でも１隻単位。
ところが、この組み合わせで１ヘクスには１ユニットしか入れません。
そして、なんと強ＺＯＣ、マストアタックらしいのです。
うーん、この広い太平洋に、間欠的に並んだ駆逐艦で、どうやって戦線を張って敵の侵入を阻止できるのでしょう‥(^o^；
強ＺＯＣ、マストアタックと言うと、まさにあのＮＡＷ系列のゲームエンジンです。実際、プレイ感も非常に近いです。戦線を張って戦い、延翼行動や、飛び道具である空母を使って切り崩しに行くと言う。
これのどこが太平洋戦争キャンペーンゲームなのか、残念ながら失笑を買うデザインと言う気がします。
その昔、ＫＯＳさんがＮＡＷシステムについて、シミュレーションとして不適切なのにゲームとして面白く、結果として史実について間違った印象を多くの人に植え付ける悪いシミュレーションゲームであると主張されていたのを思い出します。
実在する地形のマップ、ヒストリカルな名称の入ったユニット、そして史実のシミュレーションとしては異常なゲームシステム。これは太平洋戦争について、とても間違った印象を振り撒く悪い歴史ゲームの典型のような気がします。
