プロレス大賞オカダに思う

昭和プロレスの話ししかしませんが、今年は割と新日本を見ました。オカダの防衛戦は、真壁、デビッド、小島、棚橋、アンダーソンと春以降は全部見ました。ビッグマウスなのはキャラ作りなので別に気になりません。それに見合う実績を作ってきたと思うので、大賞受賞は妥当でしょう。と言うか、他に候補者がいないでしょう。
流れを一撃で変える高打点ドロップキック。首を狙ってのリバースネックブリーカー、ヘヴィーレイン、レッドインク、ツームストーン、そしてレインメーカー。試合を作ることもできているし説得力もあり、若くして随分と完成されたと思います。残された課題としては、中邑、後藤、柴田あたりと防衛戦をする機会がまだないことくらいでしょうか。取り敢えずは1月4日の内藤戦ですね。後は大型外人選手とやって見せて欲しいので、ランス・アーチャーや、ジャックス・デインともやってみて欲しい所です。後はベンジャミンがいるのだから折角だから一度やってみて欲しいです。NWA王者のコンウェイとは、噛み合わない気がするから要らないかな‥(^_^;
オカダ以外では、柴田が最近は見栄えがするようになったと思います。後は長期欠場した後藤。ここらへんの顔触れで2014年は回すのかなと思います。内藤は個人的には説得力不足の印象。棚橋は賞味期限切れ。中邑は明後日の方向を向いている感じでしょうか。
他団体を見ると、ノアのGHC王座は軽量級のKENTA、全日本の三冠王座は重量級の曙ですが大森に繋ぐ役割なんでしょうか? W−1は王座の設定がまだありません。ゼロ1の王者はライディーン、大日本のデスマッチ王座は木高に移ったそうですが、いずれも見たことがありません。まぁ、オカダがキャラ半分に言っている「来年も同じ結果じゃありませんか」と言うのが冗談には聞こえないお寒い状況です。
そんな状況下にも関わらず1月4日のメインイベント投票は、中邑対棚橋になりました。オカダの言う「本物のプロレスが判らない人がこんなに大勢いたとは」と言うのも、キャラ作りのセリフとばかりは思えず、かなり本音のように思います。率直に言ってオカダは一年間実績を十分上げているので、偏に挑戦者の魅力不足ですね。G1優勝から間延びしすぎていて、その意味では内藤も挑戦者として賞味期限切れでしょう。新日本プロレスは、もう少しストーリーラインの流れのタイミングを考えて欲しいものです。10月くらいにやれば、もっと違った評価を受けていたと思います。その時期に、小島とかアンダーソンとか今にして思えば要らない防衛戦だったかなと思います。