グレートインベージョンをソロプレイする1

bqsfgame2014-08-02

CWCSシリーズの第1作です。
CWCSと言われても、筆者でさえ何のことかわかりませんでした。COA社のCivil War Campaign Series の略称です。
南北戦争のゲームは、個々のバトルを扱うゲームが古くから主流でした。GBACWは、その中で最も有名なものでしょう。この規模を仮にバトル級としましょう。バトル級ゲティスバーグの基本的な視野は、7月1日から3日までの戦闘であり、それを再現するのに必要な範囲のマップで切り出されています。「テリブルスイフトソード」や、新システムに移行した「スリーデイズ・オブ・ゲティスバーグ」はもちろん、CWBの「サンダーアットクロスロード」、連隊級の「ラストチャンスフォーヴィクトリー」、日本語でプレイできるものとしては「ゲティスバーグリー将軍最大の賭け」などがあります。
ゲティスバーグと言えば、上述のスケールが普通ですが、これとは違ったアプローチもあります。代表的なのは、AH末期に登場したバルコスキーのGCACWシリーズです。このシリーズのゲティスバーグは、「ローズ・トゥ・ゲティスバーグ」になりますが、3日間の戦闘だけでなく、その前後の両軍の機動を扱っており、決定的な会戦が起こる場所がゲティスバーグには固定されていません。このシリーズが登場した時に、「南北戦争のキャンペーンで相手の戦力や意図を測り合いながら機動する面白さ」が世に広く知られたと言えます。
ところが、こうした一段、広い視点でのゲティスバーグゲームは、それ以前にもありました。それが、このCOAの「グレートインベージョン」です。6月下旬から7月上旬を扱い、マップは南はハーパーズフェリーから、北はハリスバーグまでを収めています。ゲティスバーグは中央付近にあり交通の要衝なので、此処で衝突が発生する可能性は高くはありますが必然ではありません。