マーレノストラムの良い点、悪い点

まとめです。
今回、セットアップが終ったのが10:30、投了が16:30。食事時間を1時間と見れば、正味5時間のプレイでした。それで15ターンまで終わりましたので、3ターン/1時間でした。これは、最初の対戦から随分と早くなりました。
提督さんは「慣れれば一日で終わるのでは」と言われていたのですが、全30ターンですから、正味10時間で行けそうです。朝9:00に集まれればセットアップして、食事もしても20:30には終わりそうです。
1941年3月のロンメル到着から、1943年8月の連合軍イタリア本土上陸直前までを、一日で全部プレイできるなら、非常に良いキャンペーンゲームだと言えます。プレイアビリティ、プライヴァリューとも良好だと思います。
問題は、枢軸軍の初期攻勢の威力が強く、1、2ターン目にカイロが陥落してしまうことです。このカイロ脆弱性が解消されないと、競技ゲームとしては欠陥ありと言わざるを得ないでしょう。
コンシムでは、活発に議論されているゲームなので、もしかすると既に対策が提案されているかも知れませんが、スレッドが長すぎてフォローできていません‥(^_^;
プレイ終了後にMITSUさんとも話しましたが、多くの北アフリカゲームがロンメル到着からエルアラメインまでで切出している中で、トーチ作戦からDAKの本土撤収まで扱えるゲームは貴重です。他には、「アフリカンギャンビット」くらいではないでしょうか。
また、地中海の全容を収めたゲームも、評判が良いとは言えないHJの「地中海キャンペーン」と、ニューバーグの「ラレギアマリーナ」くらいしか、他にはなく、本当に貴重な存在です。
ユニットエラータの多さや、バランスの危うさはありますが、それでも本作が注目に値する作品であることは疑いないと思います。