先日の板橋でやろうかという話しもあったのですが、「血戦、太平洋戦争」が予想通りに激戦になったので断念しました。
今度の千葉会でできたらいいねという話しもしているので、ちょっと予習してみることにしました。でも、たぶん、こういう柔らかい話は実現しないだろうなと思っています。
一昨日も書いた通り、エリアインパルスの一族でありながらメインエンジンが変更になっているので、そこらへんがどんな感じかです。
交互ですが、活性化終了後に活性化開始時点での実施済み活性化回数を越えるdrを出せれば連続して活性化できます。
1回目は、開始時点では0なので自動的に連続して2回目に進めます。2回目も開始時点では1なので、1さえ出さなければ3回目に進めます。なので、相場感覚として3回は約束されている感じです。
もう一つ大きな変更としてアドバンテージという概念があります。開始時は北軍が持っており、使用すると次のターンは相手に移ります。
これが極めて強力で、その時点で疲労面の盤上の全てのユニットをリフレッシュし、さらに実施済みの活性化回数を0にリセットします。
ですので、3回活性化した所で使用すると、全部リフレッシュされた上で、また1回目からカウントされるので、一度動いた3グループを全部もう一回行動させられるくらいの威力です。
これがあるので、アドバンテージ側が一気に攻勢に出て、次のターンは相手が反攻に出るような動き方をするのかと思います。
盤の中央を東西にラパンノック河が流れています。
南軍は大河を一切、渡れません。なので、北軍は南軍が自陣営側に突入してくることを懸念する必要がありません。
北軍は大河にポントゥーンを設置して渡ることができます。上図ではバンクスフォードに設置してシックルズが渡ってきています。このエリア22には白い星が描かれていますが、これは毎ターンのモーメンタム判定時のプラス修整を与えます。モーメンタム判定に勝利すると先手か後手かを選べます。
シックルズがエリア21まで一気に突入してきたので、南軍側はスチュアートで渡河点を占拠した上で、APヒルで反撃に出ます。
ただ、退却する時に自軍支配エリアでなくても退却できるので北軍は大河の南側をずるずると敗走していきます。
感想
連続活性化とアドバンテージの効果で、一気に攻勢が掛けられるため、従来のエリアインパルスよりかなり流動的な印象を受けました。防御する側は、それを頭に入れて守らなければならず、従来のセンスで布陣していると破綻しかねない気がしました。
一方で、攻勢側はアドバンテージを使用して突出すると、次には相手がアドバンテージを持っているので「後手からの一撃」を食らうことは用心しなければなりません。
と言うことで、これまでになく流動性の高いゲーム展開となっており、それを踏まえた作戦指針、意思決定が必要と言う気がします。
何回か対戦すると、いろいろと劇的な展開が起こって面白く遊べそうな気がします。
ただ、「戦争に非ず殺人なり」以来のコモンセンスを捨てる必要があり、そこが難しい気がします。