グレイトギフト第5話を見る

 どんどんギフトによる死亡者が増えていく戦慄の医療サスペンス。

 第5話は、強烈です。

 郡司と不倫している鶴下は、郡司には他にも愛人がいると疑っています。その愛人とは、なんと入院患者である主人公の藤巻の妻でした。入院する前から不倫関係だったと言うので長い関係だというのが吃驚。

 藤巻がギフトを使って取引したり殺人幇助をしたりしてまで守ってきた妻が、実は不倫していたと言うのは強烈です。明日海りおも、随分と印象の悪い役をよくぞ引き受けたものです。まぁ、誰かが引き受けてくれるまで別の人を探し続けたのでしょうから、最後には誰かが演じるわけですが。研音はこの役を引き受けるに当って誰かバーターで押し込んだのかとも思いましたが、それらしいキャスティングは見当たりません。汚れ役とは言え、それなりに大きな役なので、これでヨシということなのですね。

 で、その明日海を殺すべく鶴下は白鳥理事長をおどしてギフトを要求し、これを明日海に飲ませようとしますが、そんなに簡単に白鳥が本物のギフトをくれるはずもなくダミー。飲ませたのになぜ死なないのかと見守る鶴下に後ろから忍び寄って筋肉注射で本物のギフトを贈ったのは白鳥でした。

 まぁ、真相を知っている人間が一人でも少ない方が安全というのは犯罪の常識。これを見抜けなかった鶴下は、いくら悪女ぶっても意外にお人好しだったということでしょうか。その彼女が白鳥に郡司への伝言を頼んで死んでいくのは、ちょっと不憫な気もしました。