2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ダブルチャージ4号を入手する

甲越軍記に、東海遊侠伝と、太平記システム作品が続いたので、もう一つ太平記システムの30年戦争を求めてダブルチャージ4号を購入した。 30年戦争は太平記シリーズであると同時に、60ユニットで60分でできることを標榜した60シリーズの第三作品で…

それにしては?

と言うことでスプロッターらしい重厚な計画性のゲームなのだが、それにしては少しおかしいかなと思うところもあった。特に大きかったのは、勝利得点の多くが、実際の進歩製品の生産によるよりも、工場建設による部分で得られることである。 プレイヤーは各タ…

SGC例会:ダックディーラーを対戦プレイする

「ローズ&ボーツ」、「バス」、「インドネシア」などのスプロッターの最新作は、なんとSFゲームである。 と言うことで早々に対戦プレイする機会を得ることができて、なかなか嬉しかったりする。 ゲームのメカニズムは、いかにもスプロッターである。 最大…

スペースディーラーを入手

2006年にエガートシュピーレから発売されたユーロゲームのSF物。 しばらく前に書泉で見掛けたのだが、円建て価格があまりに割高だったので、ファナゲインから直接買うものがまとまるまで待っていた作品。 コンポーネントに砂時計が含まれているリアル…

○レダ3を読む

あっと言う間の1000ページだった。 1982年の連載終了から既に27年。しかし、作品はまったく色褪せていない。 典型的といっても良いような成長小説。詳細に描写されたディストピア未来社会。濃密な主要人物の描写。重要な役割を担い、決してイロモ…

海外へゲームを送る

「甲越軍記」のレビューに熱烈な反応があった。 生憎と日本でも入手難のゲームになっているので、なかなか海外で探しても難しかろうにと思っていた。そうしたら丁度、クロノノーツさんの中古ゲームコーナーに現物が登場したので、別アイテムを自分でも欲しか…

英文ゲームレビュー:東海遊侠伝

Game Title : Toukai-YuukyoudenPublisher : Command Magazine Japan This game is published as one of the issue games of a “Command Magazine Japan #75”.Game Designer : Makoto NakajimaGame Theme : Area control between Shimizu-Jirotyou family an…

バトルステーションズ:トランドリアの海賊を入手

先日のソロプレイを踏まえてプレイ可能ゲームであるという認識に立って、結局、普通に買える内に購入することにした。 正直に言って、銀河大戦という大きなキャンペーンフレームワークと、パックスギャラクティカという探検&謎解き系のミッション群まであれ…

バトルステーションズ:モロー博士の惑星を入手

先日のソロプレイを踏まえてプレイ可能ゲームであるという認識に立って、結局、普通に買える内に購入することにした。 結局のところ、折衷型と言ってもRPG色が強いので、面白いシナリオやキャンペーンがあってこそのゲームなのではないかと思う。ただし、…

エーゲ海戦を入手

2月に「ヘゲモン」や「行きてスパルタ人に告げよ」と一緒に入手したのだが、日記に記載漏れしていた‥(^_^; うーん、3つともプレイできていない。スパルタ人なんか二度も三度もやろうと思ってルールを読んだのに‥(^_^; 風化しない内にやらないといかんよ…

娘のマイブーム:ホワイトボード

知育玩具一式で買ったセットの中にあったホワイトボードも今年の夏の娘のお気に入りの一つ。 自分でペンのキャップを開けて線を描いたりするのが嬉しい。 そして、描き終わると黒板消しで消すのがさらに大好き。 お掃除もそうだし、それ以外では開けっ放しの…

娘のマイブーム:自分のパソコン

お誕生日プレゼントに買ってあげた娘のマイパソコンはお気に入り。 ただ、電源系おもちゃにありがちなことだが、乱暴に扱うこともあって早々に故障してしまった。ママがレシートを捨ててしまったので故障修理にも出せずそのままになっている。あまりに気に入…

娘のマイブーム:お掃除

歩けるようになってだいぶ経つ娘だが、最近は歩くだけでなく少し難しいこともできるようになっている。 6月頃からできるようになったのがお掃除。ママがやっていることは真似したくなるもののようで、掃除機やクイックルワイパーを自分でも出してきては、床…

○レダ2を読む

レダを読んでいると、レムの「星からの帰還」を連想させられるのは昔も今も同じだ。ただし、視点が逆でレム作品は星から帰還したアウトサイダーからの視点だった。それに対して栗本作品は徹底してインサイダー視点だ。インサイダー視点なので、この架空の未…

釈然としないVP体系

と言うことで、プレイ内容は悪かった。北軍の大胆な機動でもとから少ない軍団の一個が壊滅の危機に瀕するなど、指揮官としての采配は最悪であった。ところが、それがVP上は反映されずに救われた。 おかしいと思うことは二つある。 第一に、本戦役では北軍…

千葉会:アフターノースアンナを対戦プレイする

千葉会でアフターノースアンナを対戦プレイしてきた。 南軍を受け持っての対戦。北軍が左へ左へと延翼してくるのに対して、それがどこまでダミームーブかを懸念しつつ対応していくプレイをしていた。北軍の戦線最左翼である騎兵を捕捉することに成功し、それ…

コマンド88号を入手する

付録ゲームはシュッツェゲームズの鬼才ブルース・コステロのアリューシャン・キャンペーン。 題材の貴重さ、夏にふさわしい涼しさもあって、風化させることなく早々にプレイしてみたいものだ。 本誌記事には、ゼロ+コルセアヘルキャットのアリューシャンキ…

東海遊侠伝−次郎長三国志をソロプレイする

コマンド75号の付録ゲーム。13号前になるから、もう2年あまり前の作品になる。 「甲越軍記」をプレイしたので、続いて同じ太平記システムの本作もプレイしてみた。 基本的には「甲越軍記」と非常に良く似ている。 題材は幕末の博徒同士の戦いで、誰もが…

海軍反省会を買う

ヒロシマデーから、ナガサキデーを経て、終戦記念日までは、様々なメディアで戦争を振り返る機会が非常にたくさんある。今年は個人的には特にそういう機会が多かった。 中でも白眉は、NHKスペシャルで3夜連続放送された海軍反省会だろう。もしやと思って…

○レダ1を読む

栗本薫さんが亡くなられた。 直接お会いしたのは神林長平先生の結婚式の時だけだったが、作品に比べて非常に普通の方だったという印象が残っている。 追悼ということで何か読もうと思ったときに、「七人の魔道士」とどちらにしようかと思ったのだが、どうせ…

レビューに対するリクエストにお応えして

と言うことで海外出張前にポストしておいた甲越軍記の英文レビューにリクエストが来ていたので、Differences between Kouetsu-gunki and Hyakunen-sensouThe biggest difference is 1) In Hyakunen-sensou, there is a rule of generation change 2) In Koue…

英文ゲームレビュー:甲越軍記

Game Title : Kouetsu-gunkiPublisher : Game Journal This game is published as an issue game of a new “Game Journal #8”.Game Designer : Makoto NakajimaGame Theme : Area control between Shingen Takeda and Kenshin Uesugi.Game Scale Period : fr…

甲越軍記をソロプレイする

ゲームジャーナルの古い号を発掘してきてプレイ。 今年になってからBGGに国産ウォーゲームの英文レビューを少しずつ上げているのだが、その一環として。 デザイナーは中嶋さんで、いわゆる太平記システムの一作。 題材は五度に渡って戦われたという川中島…

○我間違えるゆえに我ありを読む

王銘エン九段の「これを伝えたい」シリーズの第2巻。 第1巻とは打って変わって、王九段が実戦で打った悪手を巡る軽妙洒脱な読み物になっている。 なぜそんな悪手を打ってしまったのかというメンタルな背景を紹介している。 後から問題図として出されれば間…

○武宮正樹を読む

現代囲碁名勝負シリーズ。 昭和末期に出た打碁集のシリーズ。その第一巻が当時も大人気だった宇宙流の武宮。当時はかなり面白く読んだような記憶がある。 だが、二十数年ぶりに読んでみると、それほど魅力的には感じなかった。むしろ、優勢になってからの勝…

○アラビアンナイト:上を読む

テイルズオブアラビアンナイトの話題を書いたら、なんとなく読みたくなって岩波少年文庫版を買ってきた。 上巻はシンドバッドの7回の航海と、アラジンと魔法のランプの精を中心に10編。 シンドバッドを読んで思うのだが、1001夜語り継ぐためとは言え…

○囲碁の力を強くする本:上を読む

1967年刊行の瀬越名誉九段の名著の復刻版という。 手筋の問題集は、問題として出されている時点で筋があることがわかってしまい往々にして解きやすいものだ。しかし、本書では実戦に近い大版の図柄で、かなり手数の長い脳内で読むのに負担が掛かる問題を…

テイルズ・オブ・アラビアンナイト再版

Z−MANからの再版が既に日本のオークションにも登場している。 アートワークの変更はともかくとして、パラグラフ数が2600にほぼ倍増していると言う。これはちょっと凄いなぁ‥(^_^; 買うつもりはなかったのだが、パラグラフ数倍増と聞いて、少し気に…

×坂の上の雲3を読む

筆者は司馬遼太郎を読んだことがなかったので、いわゆる司馬史観問題というのも聞いたことすらなかった。 ただ、本巻を読んで日露戦争が始まってくると、非常に気になるようになってきた。 3つの史観問題については、こちらが詳しいので参考まで。 http://w…

CWB:ペリーヴィルをソロプレイする

10年ぶりくらいだろうか、CWBシリーズのルールを読み直した。 今回は某所で公開されている日本語版。日本語になっているせいか、昔、馴染んだせいか、思っていたよりずっと読みやすくてあっさりと読み終わることができた。昔は命令関係のルールは、結構…