2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

○江路村博士のスーパーダイエットを読む

草上仁さんの93年の短編集。 表題作はマッドサイエンティストものの王道を行く三本立て。「スーパーダイエット」は消費カロリーが摂取カロリーを上回るように作られたダイエット食品の話し。途中でカラクリが見えるところもあるが最後まで大真面目に書きき…

大追跡をソロプレイ

4人プレイを想定したソロプレイをしてみた。 わかりやすくて楽しいゲームだと思った。一点疑問なのは、盤を傾けたときに、コマが完全に停止するまで押し続けるのか、都合の良さそうなところで途中で止めても良いのかがわからなかった。 一応、今回は押し続…

大追跡を入手

ハバの子供用ゲームのめぼしそうなところをチェックして「モンツァ」などと一緒に入手したもの。箱が大きそうなので最初に話題になった当時にはびびって買わなかったのだが、ギークで見ると評判も良いし、いまも継続的にプレイされているので思い切った。

☆航路を読む

亡くなられたKOSさんと思えば最後に蒲田で飲んだときに、「最近、面白いSFはないですか?」と尋ねたところ帰ってきた答えが「航路」だった。ハードカバー版が発売になってそれほど経っていなかった頃のことではないかと思う。 それを聞いてしばらく探し…

総合的な感想

上述の「古代戦の雰囲気」という意味では申し分ない。それもSGBOHで良く見てきた野戦ではなく、古今稀に見る巨大な二重包囲戦アレシアをやっているという手ごたえが十二分にあった。ルール細部で通常のSGBOHと似て非なるところがあったり、アレシ…

ルール的な感想

ルールを読んだときは結構整然としていると思ったのだが、プレイしてみると不明点だらけだった。素朴な疑問として、継続ショックアタックという結果は何度でも繰り返され得るのかどうかというのが代表例。 特に疑問が多く発生するのは、スタッキングと、フェ…

シナリオ選択の感想

ファイナルアサルトシナリオでも十分な重量級ゲームだった。個人的な時空間事情からすると、キャンペーンをプレイすることはないような気がする。 マップが西側に限定されていることについては、ファイナルアサルトでは問題ないように感じた。基本的にAHの…

戦略的な感想

ガリア側としては正攻法で脱出して勝つのは難しそうに思えた。ギャップ部とは言え、そこには河川があり、両側にランパートが迫っている。戦闘正面は狭く、両側からは矢が飛んでくる。敵に損害を与えることはできるが味方の損害はそれ以上に大きく、脱出部隊…

アレシアをソロプレイ(2戦目)

仕切り直して2度目のプレイ。 ローマ側は優秀なレギオンを、包囲陣の口が開いているところと、ガリアが脱出を図ろうとするであろうギャップに配置。 ガリア側は予想されていても取り合えず正攻法で一番地形的に脈のありそうな上述の部分をそれぞれ外側と内…

アレシアをソロプレイ

GMTの「アレシア」を三連休中はソロプレイしている。 最初のソロプレイでは、ローマ軍の配置が不味く、包囲陣の北西に開いているギャップからウェルキンゲトリクス部隊の脱出を防ぐ手立てがなくなってしまって終了。 AHの「カエサル」もそうだが、ロー…

ゲームとしての位置付け

30年前のゲームとしては申し分なく傑作だと思う。ギークあたりを見ても、AHクラシックの中でベストとか、自分がプレイしたウォーゲームの中でベストというような声も見掛ける。わたし自身は、「ロシアンキャンペーン」育ちなのでそこまでは思わない。日…

ゲームシステム概観

フラットボックス6面分というフルマップの1.5倍くらいのハードマップに、アレシア、これを包囲するローマ包囲陣がたっぷりと描かれている。これとは別にガリア用の盤外移動用シートが用意されていて、ガリアの救援軍は盤外を周方向に秘密移動してから突…

ショートゲームレビュー:カエサル

GMTの「アレシア」をソロプレイしているのだが、比較のためにAHの「カエサル」を引っ張り出してきて眺めている。AHの700番台ゲームだから「ロシアンキャンペーン」などと同じシリーズ。発売はなんと1976年というからほぼ30年前のゲームにな…

GMTのローマがソールドアウト

クニッツアの「古きローマの新しいゲーム」から抜粋してゲーム化したGMTの「ローマ」がソールドアウトになった。GMT版は見たことがないのだが、オリジナルの内容そのままではないという話しなので一度見ておきたい気がする。

ルーンバウンドのアップグレードオファー

FFGのサイトを見たら「ルーンバウンド初版」を持っている人に「2版」を安く販売するアップグレードオファーが出ている。アップグレードキットを別売するというのは見たことがあるが、こうしたオファーはボードゲームでは初めてかも。ルーンバウンドの場…

GMTの新企画:プライスオブフリーダム

どこかで書いたつもりでいたが意外なことにまだ書いていなかった模様。 GMTのP500だが、南北戦争のカードドリブン。え、それなら「フォーザピープル」が? ところがどっこい、今度は全体のキャンペーンが2時間で終わるという「ハウスディヴァイデッ…

GMT:アレシアのルールを読む

懸案の一つだった「アレシア」のルールブックを読破した。コマンド62号の紹介記事であまり良く書かれていなかったのでモラルダウンして積読になっていたのだが、「ゲルゴヴィア」の企画でモラル回復して一気に読み終えた。 書きたいことは多いのだが、最初…

ゲルゴヴィア、あっという間に326票

P500に乗ったばかりのゲルゴヴィアだが、あっという間に300突破。良さそうな企画だとは思ったが、これほどブレークするとは思わなかった。もはや当選確実。バーグ先生も気を良くしてバリバリ働いてくれることを期待しよう‥(^o^)

コマンド&カラーズ:アンシェントのシナリオリスト発表される

紀元前406年のアクラガスから202年のザマまで。 基本的にはポエニ戦争を軸に統一感のあるまとまりになっていて、最初の企画書段階のように歴史的に広く扱うイメージからは変更になった感じ。 個人的にはストライクゾーンの真ん中に絞って投げ込まれて…

リベルテのプレイエイドを作る

先日のSGC例会でプレイした「リベルテ」だが、プレイ時に間違っていた点やクリアでなかった点を確認してプレイエイドを作った。 これで次回のプレイではきっちりインストしてきっちりプレイできると思う。陰謀ルールやイベントカード的なものがなくても革…

GMT新作提案:ゲルゴヴィア

GMTのP500に新提案として「ゲルゴヴィア」が挙がった。 BC52年のカエサルによるガリア戦の一つ。この戦いの最大の特徴は、カエサル側が不首尾に終わったところにある。 このゲームは「アレシア」のモジュールとして出版され、独自のゲルゴヴィア…

モンツァをソロプレイ

4人を想定してソロプレイしてみた。 6個もダイスを振るので最大移動距離6マス。それでコースを1週しかしないのは短すぎるのでは‥と懸念。しかし、実際にプレイするとこのくらいで子供ゲームとしては十分かも。 コースが狭まっているところでは、前方マス…

モンツァを入手

子供向けゲームで活発な出版を続けるハバ社の近年のゲームについてギークで検索して有力そうなものを探して買出し。 モンツァは出版されてかなり経つが未だに定番として販売が続いている。ギークの説明を読むとカラーダイス式の移動システムで、昔のスクール…

ワニに乗るをソロプレイ

一応、4人を想定してきちんとダイスを使う形でソロプレイしてみた。 感想としては、ダイスの目に「土台を広げる」があってワニ以外にも土台を広げさせることができるのでかなりやさしい。子供向け、協力的な展開という意味ではこれで良いのかも知れない。 …

ワニに乗るを入手

しばらく前に入手。moon gamerさんの紹介で気になり、動物という不定形のものを積んでいくというところにバランス系でも新しさと子供向けの姿勢を感じて。

○ドクターブラッドマネーを読む

フィリップディックの創元からの最新の復刊。サンリオ版も持っていたのだが読まない内に新訳が登場、買い替えた。 時期的には「火星のタイムスリップ」の直後。作品としては非常に手堅くストーリーはまとまり良く、登場人物たちも一つのコミュニティに関連し…

ファイナルコメント:ゲームデザイン技術の進化を思う

呪文のシステムのところに洒落た工夫があり、なるほど「スペルメイカー」だなと思わされるゲーム。しかし、全体としてはなにせ70年代のゲームなので、完成度は昨今のドイツゲームとは比較してはいけないかも。27年間のゲームデザイン技術の進歩は大きい…

ゲームのミソ、呪文

単純に手番にコマを動かして王女様を連れ帰るだけでは妙味がないので、ミソは魔法なのだが、これが結構独特。プレイヤーは魔法使いとしてのレベルが決まっており、そのレベルがハンドサイズになっている。手番にカードを使うと、ハンドリミットまでまた補充…

基本的なゲームシステム

各陣営は、巨人、プリンス、ドワーフ、カエル、カエルの腰掛(キノコ)から編成されている。コマはこの順位で強弱があり、他陣営の自分より弱いコマと同じ場所にいるときは相手を戦闘で除去できる。これらのコマ各種1個ずつからなる4陣営が、盤の四方にあ…

ゲーム概要と設定

スペルメイカーは、ゲームタイムゲームズ(GAMETIME GAMES)の1978年の箱入りボードゲーム。B級SFゲーム分科会で紹介したゲームでは、「ストレンジニューワールド」と同じシリーズになる。ゲーム内容はメルヘン的なファンタジーの世界で王女様を自分…