2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

なつかしの昭和プロレス:天龍源一郎

1950年生れ。 大相撲からの転身組の一人だが、当時、大相撲も熱心に見ていたので天龍の廃業は印象に残っている。天龍は非常に珍しい勝ち越して辞めた力士の一人。原因はいわゆる二所関騒動。八代二所関(佐賀の花)死去後、本命と見られた押尾川(大麒麟…

○追悼小松左京を読む

文藝別冊の企画ムック。 頭から尻尾まで全部おもしろいとは行かないが、随所におもしろいコンテンツがあり、準備期間が取れない追悼企画本としては頑張った内容だと思う。 特に東西での対談企画が良い。 一般に日本を沈めた男として知られ、SFファンの間で…

どうして火星にはミュータントがいるのだろう?

火星と言うとミュータントと言うのは、映画「トータルリコール」のイメージから来ているのでしょうか? その元ネタは「追憶売ります」ですが、火星ではなかったし、ミュータントもいなかったような気がします。同じディックの「火星のタイムスリップ」から引…

メカニスバーゴ拡張2:火星のミュータント

懸案のメカニスバーゴの拡張の2も‥(^_^;? 拡張1はシュリンク冊子でしたが、拡張2は曲がりなりにも箱に入っています。本体をプレイして判断のまま本体に手が付いていないのですが、2010年発売の拡張で本体の売れ行きから考えても増刷はありえないで…

メカニスバーゴ拡張1:月とセレスを入手する

探し物があって書泉に行ったので、いつになく棚を良くチェックしました。 そうしたら懸案のメカニスバーゴの拡張が‥(^_^;? 本体をプレイして判断のまま本体に手が付いていないのですが、2009年発売の拡張で本体の売れ行きから考えても増刷はありえない…

マンシュタインの東部戦線での戦歴を調べる

レニングラード’41を入手したが、はてレニングラード包囲戦の責任者って史実ではマンシュタインだったっけ?と言う疑問を感じて調べてみる。 すると、バルバロッサ作戦開始時の北方軍集団司令官は、フォン・レープ元帥(画像)だったことが判った。この時…

ソマリアの海賊を入手する

書泉でレニングラードと一緒に入手。 こちらも和訳付き。これもaゲームショップで和訳付き販売が即日殺になって、あららと思っていたもの。最新号なのでたくさんあり、今日買わなくてもいいんじゃないかと思ったりもしたが一期一会かも知れないと思い押さえ…

シャロンInc.をソロプレイする

箱を開けてビックリ! 英文ルールが入っていないドイツ語版だった。 仕方がないのでBGGで調べて英文ルールをネットで発見。次に英文ルールを訳して抄訳を作った。 で、試しにソロプレイ。 うんうん、コレはヘルマゴールのオークション部分そのまんまです…

レニングラード’41を入手

別の物を探しに書泉に行った。 目当ての物を見つけることはできなかったが、輸入ウォーゲーム雑誌のコーナーのWaWの一角をザクザクしていたら、一冊だけレニングラード’41の和訳付きがあったので購入してきた。 aゲームショップで和訳付きで販売された…

バリー・B・ロングイヤー

12号しか続かなかったSF宝石がプッシュしていた80年代の新人SF作家。 自宅の本棚の未読本をチェックしていて「わが友なる敵」を発見して思い出した。当時は鳴り物入りの新人だったが、結局、日本ではこの本だけの完全な一発屋。 しかし、英語版ウィ…

ガードナー・ドゾワ

中村融さんのブログを読んでいたら、ドゾワの名前が出てきた。ジャック・ダンと共編のアンソロジーで有名だが、そもそも本人もSF作家。 サンリオSF文庫で一冊だけ「異星の人」が訳された。他にSF宝石で中編「海の鎖」が訳されている。「海の鎖」は国書…

ヴァンスコレクション

ジャック・ヴァンスは、昔から好きな作家の一人。 個人的な印象としては、大御所並みとは行かずとも日本でかなり評価の高い作家の一人と思っていた。創元の冒険の惑星、早川の魔王子と、2つのシリーズが終わりまできちんと訳出されていれば不遇とは呼びにく…

なぜワルシャワライジングは悪い方へ進化したか?

モンティのD−DAYの続編が、当時S&T107号に登場したワルシャワライジングである。 実はシークエンスが複雑化している。 砲爆撃、移動、防御射撃、攻撃側の近接戦闘と言う基本シークエンスに、防御側のリアクション移動が挟まれている。リアクション…

モンティのD−DAYをソロプレイする

四半世紀の時を越えてプレイ。 ノルマンディー上陸作戦の戦術級となると、どうしても上陸の手順が面倒なのは止むを得ない。 そもそも上陸作戦以前に、砲爆撃、移動、防御射撃、攻撃側の近接戦闘と言うシークエンスで、砲爆撃、直接砲撃、小火器射撃、近接戦…

マンシュタイン最後の戦いの死守ルール

BGGの方で質問を受けた。 要するに死守ルールさえ英訳があれば、他のルールは激闘マンシュタインの英語版で類推できるからプレイできるだろうと言う思惑である。 まぁ、そのくらいなら良いかと思い、Q&Aの範囲で関連部分だけ英語でまとめて回答した。 …

×アバークロンビーステーションを読む

1993年3月号のSFM。 ヴァンスの中篇だが、SFMの版組みで実に50ページほどもある。文庫版なら120ページを越えるくらいだろうか。 ヴァンスには珍しく女性主人公。一種のクライムストーリーで、アバークロンビーステーションの遺産相続者であ…

モンティのD−DAYの抄訳を作る

1月の千葉会に向けてモンティのD−DAYのルール抄訳を作りました。 調べてみたら1985年のゲーム。そうか、もう28年も前のゲームなのですね。 それにしても、最近になってシステムを利用した姉妹編を出すプラドス先生も凄いです。「昔の名前で出て〜…

○天地明察を読む

二世・安井算哲の物語。 と言っても改暦の物語なので碁打ちとしての話しは出てくるけれども主題ではない。 二世・算哲は、算術家、碁打ち、天文家、神道家と言う多彩な顔を持ち、この多彩な才があってこそ改暦がなったという物語になっている。 ただ、小説と…

国連共通目標と個人秘密目標

ゲームのVPは、主として発電所の建設から入手されます。それ以外の大きな得点源として国連共通目標と個人秘密目標があります。いずれもカード形式で、共通目標は全員共通で早い者勝ちの達成目標、秘密目標はゲーム終了時に公開して達成していると得点にな…

ゲームレビュー:CO2 その6 勝利得点の問題

資源の一種と言えなくもありませんが今回は勝利得点です。

ポリシーカード

CO2は複雑なリソースマネージメントを要求するので、わずかの資源不足でプロジェクトの進行が遅れがちです。そこがリアルともいえるのですが。 そこを緩和するためにポリシーカードがあります。各プレイヤーに初期配布され、これをプレイすることで少しの…

ゲームレビュー:CO2 その5 続々・資源の問題

資源の問題の最終回です。

サミット

科学者と技術に関連したサブシステムとしてサミットがあります。これはグリーン発電所関連の特定の技術に関する国際会議です。これは盤上にタイルで配置され、常に一定数が開催されています。サミットには2から4種の技術トピックがあり、タイル上の全トピ…

技術水準と科学者

各プレイヤーはそれぞれの種類のグリーン発電所に関する技術水準と言うパラメーターを持っています。技術水準は、その種類のプロジェクトに自分の科学者を従事させたり、その発電所を建設することで得られます。最初は全部ゼロですが、毎手番、自分の科学者…

ゲームレビュー:CO2 その4 続・資源の問題

資源の問題が続きます。

炭酸ガス排出権(CEP)

このゲームは近年の炭酸ガス排出権取り引き問題に焦点を当てているようで、この部分がゲームを進める上でボトルネックになるようになっています。 CEPは、他の資源に比べて入手手段が限られています。プロジェクトの提案では入手できません。その一方、プ…

資金と技術キューブ

理解しやすい資源として、資金と技術キューブがあります。これらは、建設時のコストとして必ず支払うもので、支払った分だけ必ず減少します。次の建設をするためには、また獲得して蓄積しなければなりません。 資金は、このゲームでは一番獲得しやすい資源で…

ゲームレビュー:CO2 その3 資源の問題

今日は様々な種類がある資源の問題へと移りましょう。

ゲームレビュー:CO2 その2 プレイヤーにできること

これに対してプレイヤーが努力できることが、炭酸ガスを排出しないグリーン発電所を建設することです。そして、ゲーム中のプレイヤーのできるアクションやムーブの全ては、基本的にはグリーン発電所の建設に結び付いています。 このグリーン発電所の建設は、…

ゲーム内での地球温暖化問題

このゲームでは、ボード上に各大陸が描かれています。各大陸ごとにエネルギー使用量があり、最初は全て発電所タイル1枚分の需要があり、これは化石燃料型のCO2排出発電所で賄われています。ゲームの初期状態では、これらの発電所で発生するCO2の総計…