2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

メカニクスビルの戦いを考える:フィッツ・ジョン・ポーター

ポーターは北軍の実務レベルの司令官の一人だが、それほど著名とは言えない。半島戦役ではマクレランの元で一定の働きをした。その大きな成果の一つが、メカクニスビルの戦いである。そうした結果として、彼は少将まで昇進した。 その後、新設されたポープの…

CWB:メカニクスビルの戦いを考える

「メカニクスビルの戦い」は、七日間の戦いの最初の大戦闘になる。 水路の名前で呼ぶ北軍側では、ビーバーダムクリークの戦いとも呼ばれる。 1862年に行われたマクレランの半島戦役は、セブンパインズを最高点として後退を始めていた。 セブンパインズで…

サンマルコを入手

昨日のクニッツアもそうだが、アラン・ムーンも評価が右肩下がりのデザイナーの一人だ。 なんと言ってもインパクトがあったのは、1990年のエアラインズ。これは素晴らしかった。 1992年のサンタフェも良かった。ただし、斬新さと言う意味では物足り…

ツインズを再入手

しばらく前から探していたのだが、日米ともに出物がなく、ようやくの再入手。 クニッツアの1996年の作品。 以前に再入手したメンバーズオンリーも1996年の作品だった。 言ってみれば、このくらいの頃が自分にとってはユーロゲームの全盛期だったのだ…

金曜日の会:ウォーオブザリングを対戦プレイする3

フェローシップ側から見ると、サウロン側のハンティングについて違う実感を持つことができた。 ハンティングでは、サウロンが先ずダイスの中から任意の分をハンティングに置く。そして、残りをロールするのだが、残りのロールからも目のダイスはハンティング…

金曜日の会:ウォーオブザリングを対戦プレイする2

率直な感想として、初めてフェローシップをプレイしたが、非常に順調に推移して楽しく遊ばせてもらった。 過去2回、対戦でサウロン側で勝利した者の意見としては、今回のサウロン側のプレイは消極的過ぎたのではないかという気がする。 ゴンドール関連で3…

金曜日の会:ウォーオブザリングを対戦プレイする

金曜日の会という公式な会があるわけではなく、柏木でTSさんとウォーオブザリングを示し合わせてプレイしてきただけ。19:00くらいのスタートで、22:00くらいに終了した。プレイ時間3時間は、まぁ平日の夜でも消化できる目一杯くらいの重さだろ…

ウェインチェンチェンから物理レターをもらう

帰宅したら台湾から手紙が来ていると言われビックリ。 ウエィンチェンチェンからだった。つまり、八百壮士のデザイナーさんである。 しばらく前に八百壮士のレビューをBGGに挙げたら、ギークメールで住所を知らせてくれと言われたので知らせておいたら、…

敢えて無謀を省みず

一昨年になるが大病をした関係で、できる内に全力疾走しておこうかと思っている。 と言うことで、コマンドとゲームジャーナルさんの二誌に連載を持っているままなのに、次の企画を仕掛けて見ようかと水面下で動いている‥(^_^; あ、此処に書いたら、もう水面…

CWB:ゲインズミル:6月26日シナリオを並べてみる

CWB熱復活! と言うことで、次は七日間の戦いシリーズの1:ゲインズミルをプレイしてみようかと盛り上がっている。 具体的なシナリオとしては、シナリオ3の6月26日を考えている。 ご存知の通り、七日間の戦いでは、七日間で6つの大きな戦いがあった…

☆殲滅ノモンハン機動戦:下を読む

このノモンハン二分冊は、まさに戦術級ゲームのシナリオリプレイのような印象だ。 下巻ではソビエト軍のジューコフによる二重包囲作戦が発動される。対する日本軍は、ソビエト戦車と対抗できる装甲と砲を持ち、さらに渡渉能力を持つ海兵隊の戦車を投入して応…

アダプトイドを入手する

スペインにあるネストール・アンドレアスが運営する独立系アブストラクトゲームメーカーが、ネストールゲームズである。 このメーカーの作るアブストラクトゲームは小品ながら非常に評判の良いものが多い。BGGの評価を見ると、平均値が高いものが多く、そ…

☆殲滅ノモンハン機動戦:上を読む

いよいよ覇者の戦塵シリーズも、中公新書部分に突入した。 今回は、ノモンハンである。ソビエト軍との陸戦が主題になる。そして、戦車を利用した機動戦術が具体的なテーマになる。 もちろん、1930年代のノモンハンには、戦車を使った機動戦の概念はまだ…

新撰組・池田屋騒動を入手する

a−gameさんの大変なご厚意により、池田屋騒動を入手する。 キャンペーンの付録だったので、実はこれを目当てにサンチャゴキャンペーンはa−gameさんで購入。手続き段階では間違いなくハガキキャンペーンの広告掲示がまだあった。 ところが実際には…

討入り!忠臣蔵をソロプレイする

と言う訳で懸案の一つを消化してみる。 コマのデザインとかから、勝手に「新撰組始末記」みたいなゲームを想像していたのだが、全然違った。 まるっきり邸内の戦術級ゲーム。でも、1コマ=1人の戦術級で1ターン=30分て言うのはどうもピンと来ないなぁ‥…

ゲームジャーナル34号を入手する

GJ34号の付録ゲームは、柿崎唯さんの「燃えよ!姉川の戦い」だ。 タイトルのセンスはどうかなぁと思わされる‥(^_^; しかし、浅井朝倉連合と対決する織田軍という、この信長最大の危機の第一幕の合戦ゲームは、かなり貴重だ。 どこかであったような気が…

○すべての火は火を読む

ラテンアメリカシリーズ第5弾。 フリオ・コルタサル。 コルタサルは、ガルシアマルケス、バルガスリョサ、カルペンティエールと並ぶ往年のラテンアメリカ文学ブームの四天王の一角。 なるほど、これは面白い。 巻頭の「南部高速道路」は、ディッシュを思わ…

ATOからメールをもらう2

また、ATOからメールがやってきた。 2010年のATO誌の旧作リプリントは、不評で知られる「行きてスパルタ人に告げよ」だそうだ‥(^_^; 不評への対策としてアートワークは全面的に刷新されるらしい。 この不人気ながらも絶版になって久しい号を絶版…

千葉会:ライオンオブエチオピアを対戦プレイする

1990年の英語版コマンド4号の付録ゲーム。 発売当時以来の20年ぶりのプレイ。20年ぶりとは言え、一応、プレイしたことのあるゲームだったので、事前人日作業は前日のCWBを優先してしまい、結局、ルールを読んだだけ。 ただ、当日のプレイでは付…

八百壮士のルールのお返事をもらう

デザイナーのウェイ・チェン・チェン氏からお返事をもらった。1:セットアップは自軍範囲の中で自由のようだが、両軍の配置順序は? 中国軍が先にセットアップする 2:機関銃部隊はダイスを2回振れるということだが、これは2回振って良い方を使うという…

×サンタクロースを読む

女流SF作家シリーズ第二弾。 ジョーン・ヴィンジのノベライゼーション作品。 ノベライゼーションという段階で期待できないとは思ったが、案の定だった。 映画一本分の小説と言うのは、率直に言って文庫本100ページくらいの中編相当なのではないかと思う…

英文ゲームレビュー:八百壯士:四行倉庫保衛戰

Game Title : 800 Heroes: Defense of Sihang Warehouse Publisher : Formosa Force Games This game is published as a second issue game of a new Taiwan’s game magazine “Zhanqi #1”.Game Designer : Wei-Cheng ChengGame Thema : Battle around Sihang…

八百壯士:四行倉庫保衛戰をソロプレイする

周知の通りBGGに日本語ルールが上がっているので、早速DLさせていただく。 DL数が60件にもなっているのに、不思議なことにサムアップが一つもされていなかった。日本のBGGユーザーは、BGGのマナー的な部分に鈍感な人が多いのだろうか。残念な…

戦棋 創刊号を入手する

最近、話題のウォーゲームと言えばシモニッチのコーカサスキャンペーンと、この台湾の新ウォーゲーム雑誌「戦棋」だろう。 ミニゲームとは言え二つのゲームが付録に付いて1500円足らずという価格は、抜群のコストパフォーマンスだと思う。フルサイズゲー…

オーガストフューリイ2の感想

非常に面白かった。 なんと言ってもCWBシリーズの命令システムの妙味が素晴らしい。 第二次ブルランは、前述した通りポープの無理な命令が展開に大きな影響を与えている。このことを史実を知っているプレイヤーにどう再現させるか‥という仕掛けが第二次ブ…

インメルマン例会:オーガストフューリイ2を対戦プレイする

たかさわさんと「CWBを是非やりましょう」と言って久しいが、ようやく実現。 MMPの「スリーバトルズオブマナッサス」は、第一次、第二次、仮想戦の第三次のブルランのトリプルバトルセット。その中のゲイマーズで出版されていた第二次ブルラン戦のオー…

○輝くもの天より墜ちを読む

ラテンアメリカ疲れ‥(^_^; と言うことで、女流SF作家シリーズ第一弾。 80年代に最初に女流作家ブームが言われた時の最初の御三家と言うのが、ルグィン、ウィルヘルム、そしてティプトリーだったかと思う。 ティプトリーが実は女性だったショックはアメ…

コマンド91号を入手する

GDWのカセリーヌとチュニスのペアゲームが雑誌の付録になるのかぁ。 良い時代になったなぁ‥(^o^) 北アフリカ戦は守備範囲外なのだが、プレイアブルそうなので半分だけでもやってみようかしら。 BGGで見てみると、それほど評価が高いと言う訳でもないの…

英文ゲームレビュー:エイリアンパニック

Basically this game is an Sci-Fi version of classic “Clue”.Components Tha complete set contains the items below Game map : The starship where the murder by alien happens. The ship contains 9 rooms. Character tokens : There are 6 crew chara…

エイリアンパニックをソロプレイする

簡単なファミリーゲームなので、早速ルールを読んでソロプレイする。 オリジナルのクルーもそうだったかも知れないが、オリジナルルールには大きな問題があるという印象を受けた。 最初に手札を配った後は各自が得られる追加情報が少なく、それでいて一発勝…