2007-01-01から1年間の記事一覧

STSTプロジェクト:ニュースタイルを作成する

ニュースチットは全面的に作り変えることにして、大きめのタイルに変更した。パワーポイントで作成してラベル用紙に印刷して色板目紙に貼ってカットすると出来上がり。 今回、どうしようか迷ったのだがオリジナルにない新機軸として「メインストーリーイベン…

マクロ経済を読むトレーニング:11日の日経を読んで

日記とリアルタイムがズレたまま進行しているが、11日の日曜日の日経新聞は面白かった。 まず、サブプライム損失拡大の記事に添付された米欧アジア株式相場の1週間の下落幅の棒グラフ。アメリカ市場の暴落の印象が強いが実はパーセンテージグラフでちゃん…

STSTプロジェクト:ローカルルール素案まとまる

部分的な議論がそれなりに詰まってきたので全体像を把握するためにローカルルール要約を作成してみた。かなりすっきりとまとまってきたような気がする。 オリジナルから見てなくなってしまうルールはかなり多く、設計、戦闘、サルベージ、エージェント、誹謗…

STSTプロジェクト:ニュースチットの問題点

「スタートレーダー」の非常に面白い部分の一つにニュースチットが挙げられると思う。 これは、イベントや、ビジネスチャンスなどをゲームに持ち込むチットで、ランダムに選ばれゲームターントラック上の未来ターンに配置される。イベントは時期が来るとオー…

国際価格差の縮小と需給ギャップの確保

需給ギャップによる星系ごとの価格動向の違いにより生じる価格差を利用してプレイヤーは安く買って運んで別の場所で高く売るのが基本である。これは別に宇宙でなくても実際経済で起こっていることで、このへんが「スタートレーダー」が経済シミュレーション…

STSTプロジェクト:取引のメカニクス

「スタートレーダー」の心臓部分は国際交易メカニクスだと思っている。 6つの星系には、4種類の資源の需要と供給が存在している。星系によっては需給のない資源もあるので、全部で18の取引となっている。 基本的には2ダイスを振り、その星系のその資源…

悩みは深い

しかし、構想は良いとして実際に標準宇宙船の仕様と価格を決める段になると悩みは深い。 スタートレーダーでは、船殻、ポッド、乗員、オプションなどの合計で船舶費用が決まってくる。単純化のため、船体とオプションだけの二本に絞ってしまおうと思うのだが…

STSTプロジェクト:標準宇宙船の設定

「スタートレーダー」で初心者だと時間が掛かってしまう部分の一つに、宇宙船の設計からできてしまうということがあると思う。 どういう宇宙船を設計したいかは、どのくらいの貨物を輸送したいか、どういう航路を飛ぶからどの程度のジャンプ修整を要するか、…

ショートタイム・スタートレーダー・プロジェクト始動

SPIのゲームで何が好きですか?‥という質問に多くの人は本格派のウォーゲームのタイトルを挙げると思う。同社の主力製品群であり実際に最大の成果であると思う。 しかし、個人的にはやはり同社のSFゲームも捨てがたい。SPIはSFゲームにおいてもパ…

一之江ゲーム会:でっかい馬鈴薯を対戦プレイ

SPIの「スタートレーダー」を十数年ぶりに稼動させようかと言う機運がある。 その価格変動システム部分のところだけ少し似ている「でっかい馬鈴薯」をこれまた発売当時以来ではないかというくらい久しぶりに発掘してきてプレイしてみた。 今回は「18s…

一之江ゲーム会:18scanを対戦プレイ

はちさん、NAOさんと3人でのプレイ。対戦は初めて。 先ずいきなり評価だが、18scanはショート系18の傑作だと思った。入門者向けとは言えないが、3時間で終わる中級18として十分な醍醐味を持っていると思った。 18scanはプライベート3…

1826を入手

ディープソートゲームズの18シリーズの日本人購入比率が一之江ゲーム会の影響で高まっているのではないかと言われている‥(^_^; その新規購入分の一つとして、ウチも思い切ってお願いしてみたのが1826。一応、選択の基準としては、 1)プレイ時間が短…

ゲームの評価は対戦してみてから

上述のように「トワイライトストラグル」や他の大統領選挙ゲームと比較して、先達の難点を分析して工夫した形跡を感じられるデザインだと思う。「静的なカードドリブンはいかがなものか?」というスタンスではあったのだが、本作は先ず対戦プレイしてみたい…

カードドリブンとしての新工夫

最近のカードドリブンは相手イベントをOCカードとして使用すると、相手イベントが発生するというシステムが増えていると聞いた。わたしが実際にプレイしたものでは、「トワイライトストラグル」だけなのだが、確実にイベントが実施されるので、歴史的にあ…

マイナー州を遊説する意義

大統領選挙ゲームをいずれでもプレイすればすぐに気付くのは、ニューヨーク、カリフォルニア、テキサスなどの大票田の影響力が大きく、一方、非常にマイナーな州は10個くらいまとめないと匹敵する規模にならない。結果として、大票田ばかりに両軍の作戦が…

1960大統領を作る方法をソロプレイ

出張の電車にルールブックを持っていったところ、帰りまでに気持ちよく読み終わることができた。 間違いなく今までに読んだカードドリブンゲームの範囲では一番よく書けているルールブックだと思った。アメリカンシミュレーションゲームのルール記述レベルか…

モップガール EP4を見る

万難を排してと言うほどでもないのだが今回も視聴。 コメディの中にシリアスなメッセージを含めてハッピーエンドで終わったエピソード1。 相次ぐドンデン返し、コメディとして本当に楽しめたエピソード2。 期待過剰だったか不発に終わったエピソード3。 …

NATOをソロプレイ

ブルース・マクスウェルの「NATO」をソロプレイしてみた。 非常に丁寧な仕事を「エア&アーマー」で見せてくれたマクスウェルだが、此処でも仕事振りは同様。デザイナーズノートを見ると、その力作ぶりが窺える。 この作品は、SPIの「ザネクストウォ…

スタークラフト・ボードゲーム発売される

FFGの今年のクリスマス商戦向けのSFビッグゲームの目玉作品が発売された。 「スタークラフト」のオリジナルについては寡聞にして知らないので、それほど食指が伸びていなかったのだが、コンポーネントなどが徐々に明らかになってくるに連れて誘惑が高ま…

1960大統領を作る方法を入手

楽天で売っていてビックリ。 どうやら「トワイライトストラグル」に近いシステムで1960年の大統領選挙を戦うらしい。 1960年の選挙の歴史的な勝者はJFK、対戦相手はアイゼンハワー政権の副大統領の若き庶民派リチャード・ニクソン。近年のブッシ…

娘の運動会デビュー

運動の発達が遅目の娘は療育施設に通っているのだが、そこで運動会があって参加してきた。 二歳にして運動会デビューの娘だが、まだ一人でトコトコ歩けていないので、競技と言ってもパパやママと一緒にできる範囲で。朝からお祖母ちゃんが応援に来てくれて、…

モップガール EP3を見る

エピソード1は期待せずに見て面白く、エピソード2は期待して見ても面白かった。 となるとエピソード3はさらに期待して万難を排して見てしまったのだが、残念ながら今回は期待倒れ。 主人公桃子はタイムリープする能力を自覚して時間SFを読み始めたらし…

コマンド77号を入手

付録ゲームは、「ウクライナ44」のシステムによる「シンガポール陥落」。中黒編集長のデザインするゲームは、ゲームプレイ的にはいつも面白いのでやってみたいところだが太平洋戦争はどうも苦手。マレー半島上陸からシンガポール陥落までというと、その昔…

アウトポストのユニットを自作する

先日、数年ぶりに対戦した「アウトポスト」だが、オリジナルの工場ユニット、労働力ユニットの吹けば飛ぶような陳腐さは改めて目に余った‥(^_^; と言うことで「でっかい馬鈴薯」のメッセージカードに続き、これも自作することにした。

でっかい馬鈴薯をソロプレイ

近々、発売当時以来ではないかというくらい久しぶりに対戦しようかと埃を払ってみた。 メビウス訳がアーカイブ化されて公開されているのでDLしてみたら、どこかで見たような気がする。なんのことはないゲームの箱を開けてみたら、辞書を引いた後が大量にあ…

☆ダメマンションを買ってはいけないを読む

業界内幕本として爆発的に面白い! マンションを買おうとしている人にとって本当に役に立つかどうかは実際に買ったことがないので判らない。しかし、本書が指摘しているもっとも重要なポイントは非常に的を得ていると思う。 マンションは高額の買物なので、…

モップガール EP2を見る

日記の日付がズレてしまっているが、モップガールの第二回を今度は意識して見た。 第1回は高校の恩師のエピソードということで、シリアスなメッセージが見え隠れしたが、第2回はコメディに徹していて大いに笑わされた。北川景子の演技がとても初主演と思え…

18scanをソロプレイ

購入後、かなり間が空いてしまっての対戦プレイに向けて復習‥(^_^; このゲームは短時間系だが、ルールの要約を作ってみると分量がFLやVAの50%増しくらいある。プライベートと企業の間にマイナーが存在し、マイナーが3社合併して国営企業が登場して…

「ハイペリオン四部作」として

此処が一番納得できなかった。 亡くなられた越田先生がその昔に蒲田の駅前のドイツパブで、「ハイペリオンだけあれば良かったんじゃないですか」という感想を言われていたのを鮮明に記憶している。当時は未読だったので意味が分らなかったが、おそらくこの「…

「エンディミオン二部作」として

二部作としては、前回が準備と前哨戦だったとすれば、今回が本番。700ページもあるのに、下巻に入ってからは結構ハイペースで物事が進んでしまい短く感じさえする。逆に言えば準備段階での諸世界の探訪、魅惑的な異文化の地である天山の描写などの厚みが…