2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

メトロでGOの東京マップ??

さて、実際の地形位置にマクロに整合した地図を書き起こすのが難しいことがわかったので、今度はミクロから書き起こしてみることにした。 皇居周辺の駅をスクエアライクに配置して、その周囲へと駅と駅のミクロの位置関係を頼りに広げていくのである。結果と…

メトロでGOの東京マップ?

わたしはメトロでGOをかなり気に入っている。先日のSGCでも出たように、確かにこれでマップが東京だったらとは思わないでもない。 ということで試みに地下鉄路線図を下敷きに、主要な乗換駅をボックスで描いてみた。 うーむ、東京の地下鉄は結構、曲線…

○第18期囲碁名人戦全記録を読む

1993年の囲碁名人戦。 名人:小林光一はこの期を防衛して前人未到の名人六連覇を達成した。対する挑戦者は前期と同じ大竹英雄。 さて、二期連続同じ顔合わせとなった18期。率直に言って17期と比べると見応えという点では一歩も二歩も譲るだろうか。…

☆時間帝国を読む

1987年の角川文庫。 川又千秋のこの時期の作品は傑作が多いと思う。特にどうしたものか角川文庫は打率が高い気がする。SFマガジンに掲載された火星人先史と天界の狂戦士はいずれも素晴らしいと思う。 この時間帝国は書下ろしではないかと思うが、うっ…

☆第17期囲碁名人戦全記録を読む

1992年の囲碁名人戦。 名人:小林光一はこの期を防衛して五連覇を達成した。対する挑戦者は同じ木谷門の兄弟子にして名人戦男の異名を取る大竹英雄。 今回の入院に当って買ったまま積読になっていた囲碁名人戦の記録のどこかに手を付けようかと悩んだが…

×夜更けのエントロピーを読む

河出の奇想コレクション。 最初の配本がこのシモンズだった。そうか第一回配本に持って来たいほどシモンズのバリューは今ではあるのか‥。 正直に言って奇想コレクションはこれまでハズレがなく、本書には大いに期待していた。ついにシモンズの魅力を理解させ…

資源インフレ:食料編

先日も書いたが、資源高騰によるインフレというシナリオが現実味を増している。 石油と石炭のエネルギー編、鉄に白金にレアメタル各種の鉱物編が主力だと思っていたが、此処一週間の話題は食料サミットにマグロ休漁危機という食料編。 トウモロコシをバイオ…

×エリコを読む

1997〜8年にSFマガジンに連載されて反響を呼んだ谷甲州の意外な作品。 ハードカバー版の帯の惹句によれば、諧謔と倒錯のバイオサスペンス。 舞台は23世紀、場所は大阪ミナミを皮切りに、上海、霞ヶ関、月面クラヴィウス研究都市とテンポ良く移動し…

各作品について

「フェッセンデンの宇宙」 日本では「ドラえもん」にも出てくるほどの人気のネタの一つ。実はオリジナルは初めて読んだのだが、思ったよりしっとりとしていて口当たりが甘い。 「風の子供」 編者の中村氏が偏愛するという冒険物の一作。そうか、こういうもの…

☆フェッセンデンの宇宙を読む

河出書房新社の奇想コレクション版。編訳は中村融。 「ふたりジャネット」もそうだったが、中村氏のアンソロジストとしての力量はさすがだと思う。 近年、大作化の波に押されて聞かなくなった「珠玉の短編集」という言葉に、もう一度実態を与える仕事振りだ…

ゲーマーへの影響

WW3の戦術級ゲームへの影響はあると思う。もし劣化ウラニウム弾が禁止になると、GDWのアサルトシリーズの米軍戦車の攻撃力の評価は下方修正の必要があるのではないかという気がする。プレイバランス的には米軍戦車が強すぎるゲームだったので、良いこ…

次は劣化ウラニウム弾‥か?

10年前の対人地雷禁止協定に続いて、クラスター爆弾の禁止協定が結ばれたという。 10年に1つのペースでは、非人道兵器廃絶の道筋はまだまだ遠く長いと言わざるを得ないが10年ぶりに成果が出たことは喜ばしいと思う。 参加したNGOからは「次は劣化ウラ…

KYトップ、ついに会社を破産に追い込む

しばらく入院している間に、とうとうという感じだが年初来お騒がせの船場吉兆が倒産することになったそうだ。 聞いた第一印象は、「無理もない」だった。 この会社の問題行動は次々に暴露されてきたが、一番問題だったのは謝罪会見だろう。見ていて感じるこ…

わたしからの提言2

選手会よ立て! 巨人で終わらなければ野球人に非ずのような状況を打開せよ! それが12球団中11球団の選手の待遇改善に繋がるはずだ。つまり90%以上のほとんどの選手のメリットなのだ。 選手会よ立て! 立てよ選手会。わたしは選手会におおいに期待し…

わたしからの提言

原監督よ立て! 「このくらいの率の故障者発生は折込済みです。このくらいはボクが工夫して乗り切って見せますよ。秋には笑っていますから安心して見ていてください!」くらい言い返して見せてくれ。 原監督よ立て、立てよ原監督。わたしは一年目優勝を成し…

巨人の不振まわりで二つ

入院前なので先々週の日曜だと思うが、例の「喝!」というおじさんのいかつい方が「エースと4番がいないのだからやむを得ないんじゃないですかね」と不振擁護論を言い出して唖然とさせられた。その場では誰も突っ込まなかったが不可解な話しだ。 巨人の4番…

わたしからの提言

FRB、日銀よ、インフレファイターの遺伝子を取り戻せ、行政サイドの抵抗など突破して利上げ転換に踏み切れ、そうすれば10年後には「あのときの金融当局の英断が世界同時インフレの発生をかなり遅らせてくれたと言えますね」と誰かが褒めてくれる‥かも知…

マクロ経済を読むトレーニング:消防隊不在で全力延焼中

しばらく間が空いてしまった。 入院すると時間だけはたっぷりとあるので久しぶりに。 日経ヴェリタスが創刊されたので、我が家も日経新聞を朝日新聞に切り替えて、経済情報はヴェリタスだけにしてみた。悪くはないと思う。もっとも「悪くはない」という評価…

○基礎力のつく死活を読む

1970年の林先生の詰碁三部作その1。 当時はまだ碁を覚えたててで死活のトレーニング書の良いものが少なく、この三部作が登場したときには待ち侘びて買ったように思う。 本当に久しぶりに解いたが、内容の良さは今も変わらないと思う。 引き続きその2に…

○死者の代弁者を読む

1986年のカードのいわゆるエンダーのゲームの続編である。 この作品そのものは傑作だと思う。ただ、違和感があるのは、前作とあまりにタイプが違うということだろう。前作は戦争SFの傑作、本作は生態系SFの傑作だ。 その意味ではオールディスの「暗…

☆ブレイブストーリーを読む

ご存知2003年の宮部みゆきのベストセラー。 正直に言って第一部は読むのが辛かった。両親の離婚に悩む小学生の物語だ。全体を読み終わってみると、この第一部あってこそのストーリーだとわかるのだが‥。 自身の運命を変えるために幻界に入っていってから…

退院後の課題

しばらく入院することになり、リアルタイムをかなり先行して書いてきたこの日記もお休みして、一気にリアルタイムに追いつかれそうだ。 退院後の課題を自分の備忘のためにも書いておこう。まずは退院してきたら奥さんと娘とみんなで笑顔で過ごすことが第一だ…

取らぬ狸の皮算用

上記はファーストインプレッションなのだが、そうは問屋が卸さない部分もあるかも知れない。上記の3の効果があると、結果として反乱軍は従来よりミッションチームを小編成にできるので、その分だけミッションチームが増えてしまうかも知れない。そうすると…

フリーダム・イン・ザ・ギャラクシーのスピードアップ

AH版とSPI版を並べて、どう変更料理してスピードアップして遊びしやすくしようか思案中。 ルール的な変更として、こんなのはどうだろうか? ●ミッションの判定は、所要枚数をまとめて引いてしまってから、何枚目までをプレイするかを決定する。ただし、…

SGC例会:チョコレート工場を対戦プレイ

ノイラントが協議終了になった夕方からのスタートとなってしまい、このゲームも4ヶ月分しかプレイすることができず、別の意味で消化不良気味で終わってしまった。 とは言え、このゲームのメカニクスのもたらす悩みは満喫することができ、それなりに楽しく時…

SGC例会:ノイラントを対戦プレイ

「ローズ&ボーツ」をスッキリと短時間でプレイできるように置換しているかも‥という世評があって是非ともプレイしたいと思っていた一作。しかしながら、期待が大きすぎたこともあるが、不発に終わった。 良い点もいろいろとあるので、順に列挙してみよう。 …

SGC例会:メトロでGOを対戦プレイ

SGC例会に参加。本題はノイラントとチョコレート工場だったのだが、不発弾処理の影響で集合にバラツキが出たため、とりあえず3人でメトロでGOをプレイした。 4人目が現われたらそのターンの終わりで終了という特別ルールでやったため、長期的展望より…

プレイの感想

非常に面白かった。入手当時の印象の薄さから期待せずにプレイしたのが良かったという側面もあるかも知れないが、それにしてもセブン全体を戦略ゲームとして見立てた着想と、その中での個々の侵略計画の個性付けが上手く機能していると思った。 プレイ時間的…

ソロプレイの結果

今回はキングジョー(第14、15話)までのエピソードと対応するインフォメーションカードをデッキに編成して正に第一クールとしてプレイしてみた。 本当はランダムに抽出し、エピソード出現の前提となるインフォメーションカードの縛りも解除しないと、競…

ソロプレイでの意外な収穫

本作を最初に見た時に、各侵略計画が(基本的には)6つの数値パラメーターの違いでのみ記述されている点に失望感を覚えたのを思い出した。 それぞれの侵略計画にはそれぞれの哲学やドラマがあり、それは数値パラメーターの微妙な差異では記述しきれないので…