2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争を見る

今年は零戦に関するコンテンツが多いですが、その中で個人的には一番期待していたし、見るのが辛くもあったBSプレミアムのドキュメンタリーです。 華々しい活躍をし、その設計の秘密に迫る前編については、敢えて語るには及ばないでしょう。多くの日本人の…

○量子怪盗を読む

SFが読みたい2013からの4冊目になります。 ポスト・サイバーパンクと言うのが個人的にはしっくり来ました。 人格を容易にコピーしたり転写したりできる未来社会。そこでの怪盗と探偵の知恵比べ。その怪盗を利用して社会の転覆を狙う陰謀。 そこらへん…

ベダフォムをソロプレイする

やってみました。 うーん、これは非常に特殊なシチュエーションとスケールのゲームです。 コンパス作戦の最終盤。敗走するイタリア軍の退路に先遣部隊を送り込んで足止めし、さらに機甲部隊の主力で襲いかかって盤外への退出をどこまで阻止できるかと言うス…

ベダフォムのルールを読む

久しぶりに北アフリカで戦ったので、なんとなくベダフォムを思い出して発掘しました。コマンドの89号の120シリーズリスペクトでカバーされた作品です。コマンド編集部としては、このベダフォムを採録するために特集としてプラハを一緒に組合わせたと聞…

千葉会:レジェンドビギンズ:ロンメル到着を対戦プレイする

千葉会でレジェンドビギンズを対戦してきました。 対戦プレイは10年以上ぶりでしょうか。 シナリオ3のロンメル登場を枢軸軍側でプレイしました。1941年3月末に始まり、6月末まで7ターンの設定です。8時間ほど掛けて、5ターン目の終わりくらいま…

ミサイル支配をソロプレイする

やってみました。 うーん、これは残念な感じがしました。 基本的にはゲームシステム側が展開して砲撃してくるハマスのロケット砲に対して、プレイヤーとしては空襲でロケットランチャーを撃破し、また自軍の拠点をアイアンドームで防御すると言うゲームです…

アリバエスパーニャをソロプレイする2

コンポーネントの愚痴はさて置くとしてゲーム内容の話しをしましょう。 実は不勉強でスペイン内戦の意義とか実態とか良く知りません。そういう意味では折角のブライアンの特集記事を読まねばと思うのですが、次の新幹線出張の時まで実現しそうにありません。…

アリバエスパーニャをソロプレイする

早速ですがやってみました‥(^o^) 買ったゲームが積読にならずにすぐに消化できるのは嬉しいです。ま、自分次第な訳ですが。 感想としては複雑です。 ざっくり言うと、コンポーネント失格、ゲームデザインは悪くなさそうと言うところでしょう。 コンポーネン…

アリバエスパーニャのルールを読む

読んでみました。分量的には近年の雑誌ゲームのルールとしては少ない部類。ところが、表現が変に凝っていて読みにくい。ブライアンらしくないなと思ってクレジットを見たら、ルールエディター:タイ・ボンバだって‥(^_^; お前の仕業かぁ‥(^_^; デザイナーズ…

ミサイル支配のルールを読む

ハイフライングダイスゲームズの「Reign of Missiles」のこと。 昨年暮れのガザ地区の空襲関連のソリテアゲーム。 と言っても現代中東情勢は、ウォーゲーマーには縁の薄いテーマで、ゲームが多い第4次中東戦争より後のことは良く知らない。 簡単に纏めると…

映画スティングを見る

最近、BSプレミアムシネマを良く見ている。 実は大変な不勉強なのだが、スティングを見るのは今回が初めて。「明日に向かって撃て」のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの二人が再びコンビを組んで詐欺師を演じる傑作と言う通り一遍のことしか…

☆ボーンシェイカーを読む

☆はちょっと甘いかも知れません。 ただ、筆者はあかね書房の少年少女世界SF文学全集の「地底世界ペルシダー」以来の鉄モグラファンなのです‥(^_^; SFが読みたい2013ではランク外の注目作品として簡単に触れられているだけでした。言っては何ですが、…

レジェンドビギンズ:ロンメル到着をソロプレイする

亡くなった越田先生とプレイして以来ですから10年ぶりくらいでしょうか。今回は新たに手に入れてミントのままだった国際通信版です。 久しぶりにルールを読んで思ったのですが、基本的な移動や戦闘は随所にシモニッチらしい工夫はあるものの難しくはありま…

ATO2008アニュアル:カートホイール作戦を入手する

二つ目はカートホイール作戦です。 シェンノート最初の戦いが面白かったので、同じシステムと言うことで購入検討に入っていたものです。 ラバウル攻略が題材と言うので、陸海空の三軍戦でルールが多くて面倒そうでしたが買いました。 シナリオがあるので、キ…

WaW8号:アリバエスパーニャを入手する

8月にボックスゲームを8つほど処分した原資で、雑誌ゲームを2つ買いました。空間的な収支はだいぶんプラスです‥(^o^) 一つは長年の懸案だったブライアンのアリバエスパーニャです。買った人の間では評判が良いようですが、それほど売れていないのか4年経…

ゲームジャーナル48号を入手する

GJ最新号が到着しました。 信長後継者戦争です。 うーん、ポスト信長と言う題材は、近年急にゲームが増えてしまい、ちょっと食傷気味です。近藤友樹さんのデザインですが、前作の奉天決戦1905が英文レビューに書いた通りイマイチだったのも食指が伸び…

娘を連れてアドベンチャーワールドに行く

行って来ました和歌山県。車で行きましたが千葉県からは遠かったです。初めて新東名を通りましたが、空いているしSAが綺麗なのは嬉しいですね。 アドベンチャーワールドは「行って良かった動物園ランキング1位」と聞いていましたが、なるほどと思いました…

オランダ革命をソロプレイする

折角買ったのに積読になりそうな気配がしてきたので、マルチなのは承知でソロプレイしてみました。一応、三人想定の推奨組合せ、カソリック、貴族、改革派です。 ルールブックは手順に沿って書かれており、その通りに進めて行くと第0ターン、さらに第1ター…

○ぼくらは都市を愛していたを読む

SFが読みたい2013をチェックして読む本として、「本にだって雄と雌があります」、「都市と都市」に続いて3冊目。前の2冊がいずれもガッカリだったので、ドキドキしながら読んだが、一応の合格点。ただ、特別に面白いとまでは言えず、「SFが読みた…

×都市と都市を読む

うーん。SFが読みたい2013の海外編第1位。ミエヴィルは、アンランダンもペルディードも面白かったので、割と安全牌と思っていました。 ところが、奇抜な設定、警察小説。うーん、これはダメでした。 まず、二つの都市が一つの空間をシェアしていると…

アポロ13を見る

少し前にアポロ13も見ました。史実を知っている世代な訳ですが、当事者のドキュメンタリーをベースにした映画で細かいエピソードまで説明されると、感慨深いです。 アポロ計画は地上からピラミッドを積み上げて月に辿り着いたような努力の積み重ねであり、…

大脱走を見る

BSプレミアムシネマでやっていました。なんと50年前の映画になってしまいました。 なんと言ってもバーンスタインの大脱走のマーチだと思うのですが、再見したら映画自体も面白くて感心してしまいました。50年前ですから、特撮を駆使したりはしていませ…

レベルレイダース強襲システムの確率分析

紹介した通り、レベルレイダースの陸戦戦闘ルールは、ちょっと見慣れないダイス判定をします。ですので、今後のこともあるので確率分析してみました。 1ダイスの場合は単純で、結果は1から6まであり、全て同確率の16.7%です。平均値は、3.50です…

千葉会:数エーカーの雪を対戦プレイする

前述の通りレベルレイダースを協議終了にしたので、口直しに「数エーカーの雪」をやりました。今回もフランス軍。 フランスとしては、先ず海賊で資金調達して中立の植民カードを買います。後は町の発展を推進しつつ、モントリオールから西へ少しずつ進みます…

千葉会:レベルレイダースオンハイシーズを対戦プレイする

ルールを三回読んで、ソロプレイを二回やって当日を迎えました。割と準備良く対戦できたと思います。 陣営を事前に決めていなかったのですが、ダイスで決めて南軍になりました。相手の提督さんには申し訳ありませんが、この時点でなかなか負けないだろうと思…

レベルレイダースオンハイシーズをソロプレイする

ルールの三読をした上で、二回目のソロプレイをしてみました。 概念の間違いはなくなったと思います。 ただ、プレイした印象としては、陸戦ルールは機能不全だと思います。具体的には、北軍はなかなか南軍に勝てません。 強襲戦闘では、南軍は2ダイスを振り…

レベルレイダースオンハイシーズのルールを読む(三回目)

ソロプレイの失敗を踏まえて読むと、ようやく見えてきました。どのルールが実際にプレイした時にはどのシチュエーションで、どの勝利条件を目指して運用されるのか、また別のどのルールと相互作用があるのかが理解できてやっと読むに耐えるようになったかと…

レベルレイダースオンハイシーズをソロプレイする

二回ルールを読んだ上で、ユニットを切るついでに少し並べて3ターンほどプレイしてみました。結果、ルールの理解が浅くて重大な間違いがあることに気付き打切りました。 ルールブックの問題点は多々あるのですが、なによりまず全体の見通しが非常に悪いです…

レベルレイダースオンハイシーズのルールを読む

和訳が公開されているので、そちらを読みました。分量が多くてびっくり。 あと、和訳の問題ではなく、原文の文章力が低い印象を強く受けました。言っていることは判るけれども、もっと判りやすい書き方があるんじゃないかなと思うことがしばしばです。マクロ…

○鼻行類を読む

世に「三大なんとか」と言うのは数多いが、「三大生物学奇書」なるものがあって、一つは以前に読んだ「アフターマン」で、残りの内の一つが本書だそうだ。 南太平洋の生物学的に孤立したハイアイアイ諸島で独自の発達を遂げた鼻で移動したり行動したりする動…